2002年収納
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
2003カレンダー』(非売品?)★★★★★12月31日
時々顔を出させてもらっている喫茶店ガンダルフのオーナー様から譲っていただいたもの。映画「二つの塔」からの写真を用いた卓上カレンダーである。1枚1枚が絵はがきとしても使えるようになっているのがうれしい。(もちろん、使うわけがないけれど…)今までのものに比べると「闇の軍勢」側の写真がほとんどないのが特徴といえるかもしれない。
現段階ではレア度がどれほどのものか分からないが、マゾムとしての価値は極めて高いと思う。いや、なにより写真がきれいだからいい。
おそらく、下のサウンドトラックの応募券を送ることで当たる可能性のあるカレンダーと同一のものなのではないかと思うのだが、確認のしようがない。最後に「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 2004年春ロードショー」なんてお知らせの紙が一葉収められているあたりがマゾムっぽさを増している。
『オリジナル・サウンドトラック ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(ワーナーミュージック・ジャパン)★12月31日
下に取り上げたものの日本版。ただし、こちらにはボーナス・トラックは収録されていない。
何度も聴いているうちに分かってきた――ような気がしている――のだが、どのような映像が展開されているのかが想像できるような音作りがしてある。冒頭部には間違いなく「あの場面」が来るのだろう。その他いろいろ映画の内容を予想しながら聴いてみるのも楽しい。なお、こちらのサイトで、サウンドトラックに関する丁寧な感想や解説が見られる。参照いただけると幸いである。
『The
Lord of the Rings The Two Towers Original Motion Picture Soundtrack』(NEW
LINE CINEMA)★12月19日
12月10日に欧米で発売された映画のサウンドトラックCDである。私が購入したのはボーナス・トラックが収録された限定版のほう。パッケージも前作の限定版と同じようなブック型仕様である。色合いが紺色になっているのが前作との相違点。曲のほうは、基本的に第1作のそれをアレンジしたようなものが多いので安心できるが、飽くまでもサウンドトラックである以上、実際に映像とともに味わってみないと評価は不能である。「ゴクリの歌」は奇妙な味わい。
『ファンタジーワールド日本版 2003 WINTER』(竹書房)★★12月12日
「総力特集」と題して、映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」と「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」の二つが紹介されている。扱いはほぼ対等ながら、表紙では前者のほうが目立っている。後者に関する日本語記事は現段階ではあまり目にしないので、40ページ以上の特集はうれしい。中でも、メイン・キャラクターを演じた俳優たちのコメントが読めるのが高ポイントだが、映画公開が迫ればいくらでも読む機会はありそうな気もする。セオデン役のバーナード・ヒルの打ち明け話はおもしろかった。
『ヨハン・デ・メイ作曲 交響曲第1番「指輪物語」』(AMstel
Music BV)★★12月7日
アムステルダム・ウインド・オーケストラ演奏により1990年に録音されたもの。指揮者はArie van Beek。
以前に入手したものと比べると軽やかな印象を受けるが、しょせん音楽の素人の聴覚によるものなので当てにはしないでいただきたい。少なくとも吹奏楽関係者の間での評価はかなり高いものであることは間違いないようである。
これに限らず、吹奏楽関連のCDは一般のショップでは入手が難しいが、Band
Powerという専門店のインターネットショッピングが非常に便利である。在庫さえあれば、注文の翌日ぐらいには手元に届くのだから。
『
映画オリジナルピンバッジ6種』(映画前売り券購入特典)★★★11月23日
この日から発売された前売り券のおまけである。前作のときの倍、先着100,000名が手に入れられるとのことだ。しかし、全種類揃えようとすれば最低でも6枚の前売り券を購入しなければならないというのがとんだ落とし穴。まあ、私たちのようなファンの存在をちゃっかり計算に入れているわけだ。商売上手ですな、ほんとに。
いずれにしても、前回の携帯ストラップよりはコレクターズ心理をくすぐる品物であることは間違いない。人気が偏りそうなだけに、全部揃えたい人はご注意を。
『ロード・オブ・ザ・リング ストラテジー・バトルゲーム
旅の仲間』(GAMES
WORKSHOP)★★★11月19日
下に掲げたもののオプション・セットである。あんまり悔しかったので、近くにあるイエローサブマリンまで出向いて購入してきてしまった。こっちのほうはちゃんとしたメタルフィギュアで、下のものよりははるかにお買い得感がある。
繰り返しになるが、試しに買ってみようか、という程度であれば、このセットを強くお勧めしたい。
余談ながら、パッケージの中は7つに仕切られていて、それぞれ、ボロミア、アラゴルン、ガンダルフ、レゴラス&ギムリ、フロド&サム、メリー&ピピン、台座9個、というふうに入っている。セットにするキャラクターがちゃんと合わせてあるところはニクイ。
『ロード・オブ・ザ・リング ストラテジー・バトルゲーム』(GAMES
WORKSHOP)★★★11月5日
たまたま近くの本屋で埃を被っているのを見かけて、ついつい買ってしまったのだが、中身のほうは、もう、何がなんだか分からないシロモノ。妙にデカイ箱の中に入っているのはミニチュアのプラスチック・フィギュア多数とルールブック。そして、ダイス。
ルールブックの説明によれば「バトルゲームとは、ミニチュアとダイスを使って楽しむウォーゲームの一種」ということになるのだが、肝腎のゲームのルール説明よりも力が入っているように思えるのはフィギュアのペイントに関する解説のほう。きっと好きな人はいるのだろうと思うけれど、私のような不器用な人間には全く無縁の世界。
嗚呼、またまた究極のマゾムを手にしてしまった。
なお、これにはいくつかのシリーズがあるようで、私が買ったのは大外れの一品。なにしろ、オークだのエルフだのの雑魚キャラばっかり(それもプラスチック製の安っぽいもの)が入っているセットだったのだ。「旅の仲間」のセットだとかナズグルのセットだとかもあるようなので、全部揃えるならともかく、買うのならこちらのセットにするべき。興味を持たれた方は十分に注意されたし。ちなみにこちらで情報を見ることができる。
『ロード・オブ・ザ・リング ワールドの全貌』(小学館)★★10月1
日
「小学館DVDマガジン」なるシリーズ中の一編である。2001年製作の「The
Origin of the Rings」という映像作品の日本語対応バージョン。
そもそも「英・米2カ国製作オリジナル作品」と銘打たれているあたりが既にアヤシイ。で、内容のほうはというと、その期待を裏切らないアヤシサ大爆発の逸品。はっきり言って説明する気も失せているのだが、題名に騙されて買ってしまう不幸な人を少しでも減らすために努力してみようと思う。
トールキンの伝記的な部分があるのだけれど、オクスフォードへ取材に行った様子が全くない。
わけの分からないスタッフがガンダルフやガラドリエル、フロドらと思しき登場人物の登場する映像を制作しているメイキングが長々と続く。そのチープさに涙が出てくる。
そうして作られた見たくもない映像が何度も使い回しにされる。
「正義は必ず勝つ」というのが『指輪物語』の主題だと強弁する。
映画に便乗して作られているにもかかわらず、映画の映像は一切なし。
「特典静止画」の人物相関図の中に「トルロ」という意味不明のクリーチャーが存在している。
ほとんどが、どこから引っ張り出してきたか分からないような人たちのインタビューばかり。マイケル・コーレンだけが私の知っている人物だったが、このメンバーの中に入っているということは、彼も大した人じゃなさそう。
こんなんで金を取ろうなんていい度胸してるじゃないか、小学館さんよぉ。
とにかく買う価値はゼロ。さすがの私も二度と見る気にならない代物であった。いや、ある意味スゴイです、ほんと。
『「ロード・オブ・ザ・リング」トレーディングホビーカード』(ホビージャパン)★★★★8月1日/9月15日追記
またまたやらかしてしまった。
「カードにだけは二度と手を出してはいけない」という、我が家の「蛇の舌」殿による珍しくも的を射た忠言にもかかわらず。
「なーに、今度のカードはしょせん総数が100枚そこそこだし、そんなに苦労しなくてもコンプできるから。」
と思ったのが――予想通り――運の尽き。
パックごとにランダムに封入されているカード109種類(1パック各8枚)。BOX購入特典カード1種類。専用アルバム購入特典カード1種類というラインナップから判断すれば大した苦労はいらなさそうに思える。しかし、109種類の内訳はといえば、
通常カード90枚のほかに
スペシャルカードが19枚
という仕様になっているのだ。このスペシャルカードというのがとんでもない食わせ者で、6パック平均に1枚しか入っていないのである。それも本国アメリカでは10種類だったものに「日本版」9種類が追加されているという凶悪さ。2BOX(15パック入り)+4パック、すなわち34パック買ってみたものの、スペシャルカードは8枚(それもダブりが…)出ただけだった。こんな結果でも理論値から言えば高確率ということになるのだから始末に負えない。
ちなみに通常カード90枚についてはなんとかコンプできた。それでも、あれだけ買ってたった1枚しか出なかったものが8種類もあったという現実。以上から導き出される結論はひとつしかないだろう。
そう。
皆さん、こういうものに手を出してはいけません。確実にカード破産します!!
でも、使われてる写真はすごくきれいなんだよなぁ。カード自体も光沢があって美しいし…。特にスペシャルカードはヒカリモノが好きな人間にはこたえられない魅力があったりする。例のブルボンのおまけカードとはえらい違い。
なんともはや、寝苦しい夏になったものである…。
追記(9月15日)
1か月半の期間と多大な小遣い――いくら使ったかは聞かないでね――を消費して、2002年9月15日、ついに完全コンプリート達成。
最後に手に入ったのが「ガンダルフ(旅の仲間)」のカードだったというのも、なんとも因縁めいている。(どこがじゃ?)
例によってインターネットを介してのトレードにはずいぶん助けられたが、どうやらスペシャルカードにもレアリティが設定してあるらしく、多くのコレクターの皆さんが「アラゴルン」のカードと「ガンダルフ」のカードを求めて苦労なさっていらっしゃる様子である。(カード個々の人気の有無も大きな要因であるのは間違いないところだが。私だって、はっきり言って「オーク」のスペシャルカードなんか引いても嬉しくなかったからなぁ。)
きっと来年の今ごろには第2部のカードが出ている可能性が高い。また買っちゃうに違いないと思うと、いささか恐ろしい気がする。
それにしても、大きな充実感とともに空虚な思いが募るのはなぜだろうか。(なら、買うなよ^_^;)
※以下の16点(8月16日付けのもの)は、パートナー氏がアイルランド及びイギリスで直接手に入れてきたマゾムである。
『GOLLUM THE
LORD OF THE RINGS GOBLETS』(Royal
Selangor製)★★8月16日
ファンの間では知名度の高いロイヤルセランゴール社製の錫のゴブレット。いろいろな種類のものがあって目移りするが、インパクトという点ではこのゴクリちゃんに勝るものはない。とにかくスゴイ。あんまりスゴイので、後日、迫力のどアップ写真を載せるつもりである。もちろんリンク先からオンラインショッピングできるけれど、それだと20000円以上してしまう。向こうでも125ユーロの値段がつけられていたが、そこは我がパートナー氏、「疵がある」とかなんとか交渉して10000円ぐらいの値段で手に入れてきたらしい。立派である。
『THE
LORD OF THE RINGS THE FELLOWSHIP OF THE RING DVD』(NEW
LINE CINEMA)★★★8月16日
もちろん今回の映画のDVDである。え?そんなもん買ってきても見られないでしょって。もちろんテレビでは見られません。リージョンは日本もヨーロッパも同じ「2」なんだけれど、テレビの放送フォーマットが異なるので。(海外用のテレビとかDVDプレーヤーを用意すれば何とかなるらしいんですがね。)だからこそのマゾム…^_^;。とはいえ、実はPCのDVDプレーヤーならば鑑賞可能。画面の小ささにさえ我慢すれば、という条件付きなのだが。という次第で、さっそく「TTT」の10分間にわたる予告映像を見させてもらった。いや、やっぱりいいわ。
『GANDALF THE WIZARD』(Toy Vault製)★★★★8月16日
Toy
Vault社製のアクション・フィギュア。まだ売れ残っていたようだ。以前から我が家にあったのは「白のガンダルフ」バージョンで、今回手に入れたのは「灰色のガンダルフ」バージョンである。個人的には「灰色」のときのガンダルフのほうが好きなんで、なんとなくうれしかったりする私。
『THE
LORD OF THE RINGS THE SEARCH』(Rio
Grande Games)★★★★8月16日
二人プレイ用のボードゲームである。もとは、ドイツのコスモス社から出ていたものを英訳したもののようだ。コスモス社といえば、日本でも発売された例のボードゲームが知られているけれど、それとは違う内容である。イラストは例によってジョン・ハウ。
『THE
SILMARILLION LIMITED EDITION COLLECTOR'S BOX』(Harper
Collins刊)★★★8月16日
おなじみ『シルマリルの物語』の原書。ただし、「限定コレクターズボックス」であるからには当然、一味違った内容になっている。ジョン・ハウによるベレリアンドの地図やら、トールキン自筆のイラストを用いた絵はがきやらヘラルディック・デバイスのカラー・シートやら、クリストファ・トールキンによる朗読CDやらが同梱されているという豪華版なのである。肝腎の本自体が豪華とは言いがたいのが最大の難点であるが。
『BORED OF THE
RINGS』(THE
HARVARD LAMPOON著、Gollancz刊)★★★8月16日
題名も怪しければ表紙のイラストも怪しい。もちろん、マトモな本であるハズがない。欧米では数多く出版されているというパロディ本のひとつである。裏表紙には「いちばん売れてるパロディ本」なんて書かれてるが、真に受けていいものかどうか。登場人物の名前が「Frito」「Spam」「Goodgulf」や「Gimlet」といった調子。読んでみたいような読みたくないような…。
『TOLKIEN
A BIOGRAPHY』(Michael
White著、Little , Brown and Company刊)★★★8月16日
2001年に新たに刊行された伝記。トールキンの伝記といえばハンフリー・カーペンターの名著があるわけだが、映画化の影響でこうした類の本もいろいろと出版されたようだ。中ほどに16ページにわたって収録されているモノクロ写真がなんとなくいい。
『A GUIDE TO TOLKIEN』(David
Day著、Chancellor Press刊)★★★8月16日
日本では『トールキン指輪物語事典』として出版されている本の原書である「Tolkien the Illustrated
Encyclopedia」とか「A‐Z of Tolkien」あたりをさらに編集した本らしい。手を変え品を変えてほぼ同じ内容の本が出版されるので、購入するほうはだまされてしまう。
『TOLKIEN'S
MIDDLE-EARTH & MONSTERS』(Harper
Collins刊)★★★8月16日
ポストカード集。どうやら「TOLKIEN'S
MIDDLE-EARTH」と「TOLKIEN'S DRAGONS & MONSTERS」というふたつのポストカード集を合本にしたものらしい。たしか両方とも持っていたような気もする。アラン・リーやジョン・ハウを始めとした有名どころのイラストレーター6人の描いた絵が味わえる。
『THE
LORD OF THE RINGS THE FELLOWSHIP OF THE RING ジグソーパズル(1000ピース)』(Ravensburger)★★8月16日
絵柄は今回の映画からとられている。どうも出来上がりは「直径67.5センチ」の丸型になるようだ。どうせ作る気はないけれど、そんな枠組みってあるのか?
『THE
LORD OF THE RINGS THE FELLOWSHIP OF THE RING Photo Guide』(Harper
Collins刊)★★8月16日
映画関連本のひとつ。ほとんどが映画から写真で占められており、文章はほとんどない。たしか日本でも洋書売り場でよく見かけた本である。
『THE
LORD OF THE RINGS THE FELLOWSHIP OF THE RING Insider's Guide』(Brian
Sibley著、Harper Collins刊)★★8月16日
やはり映画関連本のひとつ。著者は角川書店からも邦訳が出ているオフィシャル・ガイドブックと同一である。こちらは内幕本ということで、中身は違っているように思うのだが、私の英語力では分からない…^_^;。
『A TOLKIEN TREASURY』(Running
Press)★★★8月16日
縦9センチほどしかないミニチュア・ブック。どうやら『指輪物語』にかかわる文章やら詩やらの一部を引用したものを集めたものらしい。コリン・ウィルソンとかオーデンとかの文章も収められている。2001年の出版ということになっているが、たぶんそれ以前に大判で出されたものを縮刷したものだろう。
『A Hobbit's Travels』(Running
Press)★★★8月16日
「サム・ギャムジーによる旅のスケッチ」付きのブランクブックである。以前に「A Hobbit's Journal」という本を手に入れたが、それと同じような趣向の本であるといえるだろう。初版出版年は1978年となっている。それなりのロングセラーなのか、映画に便乗して再刊されたものなのか、どちらなのだろう
?
『TOLKIEN CALENDAR
2003』(Harper Collins刊)★★★8月16日
2003年度版カレンダー。イラストを担当しているのは2002年版と同じくテド・ネイスミス。
予想通り、昨年収納した2002年版の続編という形で「二つの塔」
から題材をとっている。エントによるアイゼンガルドへの攻撃とか白のガンダルフの登場とか名場面のオンパレード。2004年度版も同じイラストレーターで「王の帰還」
編になるのは間違いないところだ。
『TOLKIEN
DIARY
2003』(Harper Collins刊)★★★8月16日
2003年度版ダイアリー。恒例に従い、使われているイラストはすべて上のカレンダーと同じ。
『「指輪物語 第1巻 旅の仲間」コンプリート証明カード』(スタークラフト社)★★★★★★7月14日
1990年に日本でPC9801用のゲームとして発売されたこのゲームのコンプリート証明カードである。クレジットカードと同じような材質で作られていて、表面は金色。そこに黒い文字でゲームタイトルが印刷されている。右下にはコンプリート番号と思しき4桁の数字が刻印されている。ちなみに私の番号は「0062」となっている。
今さらこんなものを紹介するのも気が引けたのだが、つい最近たまたま引き出しの掃除をしていて発見したので、正式に我が「マゾム館」に収めるついでに紹介させていただくことにした。
余 談
上のページに紹介したとおりの内容のゲームだったうえに、「マニュアルコピープロテクト」という、当時はまだ目新しかった手法が採用されていたこともあって、クリアした人は極端に少なかったに違いないと想像できる。なにしろゲーム途中に「パラグラフ・ブックの○○番を見よ。」とかいうメッセージがしょっちゅう出てきて、その度くだんの冊子を参照しないと正しくゲームが進められないという仕様になっていたのだ。その冊子がこげ茶色の紙に印刷されていたため、当時のコピー機の性能ではコピーしても地の色と印刷された文字の判別が不能なほどに全面が真っ黒になってしまうというのが「マニュアルコピープロテクト」の正体だったのだが、ゲームの要所要所でいちいち本を広げさせられるゲーマーのイライラは募るばかり。一部の違法ユーザーのために正規ユーザーが苦労をさせられるというのは理不尽以外のなにものでもなかった。パソコンゲームの衰退はこのころから始まったようにも思えてならない。
『三たび映画関連アイテム各種』(ニューラインシネマ)★★★6月3日
6月2日に最後の映画鑑賞に出向いた際、「返品」と書かれたダンボール箱に納められていた映画関連グッズを発見。ついつい購入してきてしまった。
買ったのは「布製映画ポスター(リング付き)」と「ポスターシールセット」の2点。前者に付いているリングがまるっきり「サウロンの指」サイズなのが笑える。できのほうはお世辞にもいいとは言えないが、これで我が家には「一つの指輪」が3つも揃ったことになってしまった。いったい、どーするつもりなんだか。このままの勢いだったら、3部作が全て公開されるころには2桁いっちゃってそうだ。洒落にもならんぞ…。
『ピアノミニアルバム イン・ドリームス メイ・イット・ビー』(ヤマハ)★★5月20日
タイトルのごとく、ピアノ曲にアレンジされている映画の楽譜集。同社から5曲収録版が出ているのを知らずに、こっちを買ってしまった。はっきり言って、我が家では全く無用の長物。音楽環境が限りなく低レベルだからだ。こういうのに手を出し始めると破滅は近い。(って、もう完全に破滅してるという噂がしきりなのだが。)
『ブルボン・
ポテトチップス封入のキャラクターシール5種』(ブルボン)★★5月6日
「とうとうチップスにまで手を出したのか?」なんて呆れられそうだけれど、これは知人から無条件で譲っていただいたものである。おまけだけにかなりいい加減なつくりになっていて、有名な「旅の仲間9人のシルエット」の写真が用いられたシールなんて、「小馬のビル」のところまででちょん切られている。ひとり足りないじゃないかぁ!アラゴルンはどこへ行ったんだあ!?
『月刊MOE6月号』(白泉社)★5月3日
また買ってしまった。大したことが書いてないのは分かっていたんだが。例によって、表紙を見た瞬間……もう病気である。
それにしても、いい加減に「踊る子馬亭」なんて基本的な間違いはやめてくれんかいな。「Dancing
Foal」とか「Dancing Colt」とかじゃなくて「Prancing Pony」なんだってば。だからこそ「躍る小馬亭」と翻訳されているのだから。
『
再び映画関連アイテム各種』(sakamoto)★★★4月27日
たまたま立ち寄った大手の文具ショップにいくつかの『指輪』映画グッズが置かれていた。その中から何点かを購入してきた。
・ステッカー5種……………縦9センチ、横21センチほどの大きさ。写真は目新しくはないが、アクセントに配された指輪がそれぞれになかなかいい。
・絵はがき5枚セット………映画ファンにとってたはおなじみの写真ばかり。新味は薄い。
・メモ帳………………………A6サイズ。中つ国の地図をあしらったものと旅の仲間のシルエットを配したものとの2種類の用紙が使われている。
『MYTH&MAGIC THE
ART OF JOHN HOW』(Harper
Collins)★★★4月21日
トールキンファンの間では著名なイラストレーター、ジョン・ハウの画集である。題名から察せられるはずだがトールキン関連のイラストばかりではない。しかしながら、ピーター・ジャクソンが前書きを執筆していることからも分かるとおり、「指輪度」はかなり高く、コレクションする価値はあると思う。例の「飛び出す絵本版 ホビットの冒険」で用いられたイラストまで掲載されているし…。ただし、値段のほうもいささか高いのでそれなりの覚悟は必要である。5回目の映画鑑賞のために名古屋に出向いた際、JR高島屋の書店で見つけたもの。
『LIMITED
EDITION COLLECTOR TIN & TWO DECKS OF PLAYING CARDS』(THE
USA PLAYING CARDS CO.)★★★4月18日
下のものと同じ日に新宿のイエロー・サブマリンで入手したもの。マゾムとしてのレベルはこちらがはるかに上であるとの判断から別項目とした。名前のとおりのトランプ・セットなのだが、つらぬき丸を手にしたフロドが浮き上がった缶ケースの中に「善玉」デッキと「悪玉」デッキの2種類が入っているという、なかなかのこだわりが感じられる一品である。とか書きながら、実はまだ開封していないのだ。いや、コレクター心理というのはなんともはや複雑なものである。
『映画関連アイテム各種』(ニューラインシネマ)★4月18日
4月13日に行われた東京でのオフ会に参加したついでに、新宿の映画館でこまごまとした買い物をしてきた。ひとつひとつ取り上げるほどのものでもないので、ここにまとめておくことにする。
・オリジナルマウスパッド…リバーシブルなのが泣かせる。
・ポスター3枚セット………映画アイテムの定番。
・絵はがき2種類……………もちろん、「旅の仲間シルエット」のものと「アルゴナスの門」のものを選んだ。
・リング型メモ用紙…………これ、なかなかいける。もったいなくて使えないけれど。
・携帯ストラップ2種類……どちらも「ひとつの指輪」が付属しているのがポイント。
『鎖つき「ひとつの指輪」レプリカ』(アイ・ケイ)★★★4月11日
とうとう買ってしまった。
そもそもの始まりは映画公開とともに100個限定で発売された1個20000円也のレプリカを入手しそこなってしまったこと。悔しい思いを抱いているうちに上記の会社からさまざまな『指輪』グッズが発売されていることを知り、当然のことながらメールで問い合わせる。初めは単に「ひとつの指輪」だけのつもりだったのだが、いつのまにか「鎖つき」にバージョンアップ。さらには、「1個13000円」というリーズナブル(?)な値段に惑わされたパートナー氏までが購入すると言い出す始末。結局、我が家にはふたつの「ひとつの指輪」がやってくるという異常事態とはあいなった次第。よもや、ふたりしてこんなもんぶら下げて歩くことになろうとは…。いや、確かに魔法の指輪である。恐るべし、「ひとつの指輪」。
『ブルボン・ショコオーレ封入のキャラクターカード15種』(ブルボン)★★3月21日
1袋150円也のチョコレートを28袋買ってコンプリート。二度とカードに手を出す気はなかったはずなんだけれど。
こちらにも書いたとおり、余りが13枚発生している。ご希望の方とのトレードに応じさせていただきたい。(本音を言えば、差し上げちゃってもかまわないのだが、それはそれで失礼な気もするので。)
『月刊MOE4月号』(白泉社)★3月2日
もう雑誌には手を出すまいと心に決めていたのだが、表紙を見た瞬間ついつい買ってしまった。30ページほどの特集が組まれている。中身のほうでは別に目新しいものがあるわけではない。しかし、12ページのところで「レンジャーの韋駄天(原作では野伏の駿夫)」と記されているのを見て脱力。下に示してある「プレミア4月号」には「はやお」というルビが振られていることを指摘したが、今回は漢字が…。ライター(あるいは入力)の方々、どうしても馳夫を宮崎駿にしてしまいたいらしい。
『オリジナル携帯ストラップ』(映画前売り券購入特典)★★★2月6日(3月1日追記)
映画公開劇場の一部で前売り券を購入した先着50,000名様にプレゼントされるというシロモノ。昨年の末にいち早く前売り券を購入していたのだが、その段階では現物がなく、引換券をもらってきていた次第。本日、ようやく交換に行くことができた。
既に、あちこちで丸型と角型の2種類が存在していることが報告されている。私が入手したのは角型が4つ(~_~;)
丸型が余っている方がおありでしたら、ぜひともトレードしてくださいませ。
追記(3月1日)
やはり、持つべきはトレード仲間である。コウベサセ虫氏から快いトレードの申し出があり、無事に交渉が成立した。手にとって見ると私にとっては丸型のほうが魅力的。なんだかとても得した気分である。コウベサセ虫様、本当にありがとうございました。
なお、まだ角型は手元に余っており、トレードに応じられる状態。必要な方はどうぞお知らせください。
『
セオデン王肖像画の原画』(非売品)★★★★★★★2月23日
2002年2月23日に開催された「辺境国」オフ会において、「おおくまねこ」氏より頂戴してしまった超貴重アイテム。以前に氏のサイトのキリ番ゲット記念に描いていただいたこの作品の原画である。紛れもなくマゾム中の最高峰。もちろん、大切に保管させていただきます。ほんとうにありがとうございました。
『プレミア日本語版4月号』(アシェット婦人画報社)★2月23日
多くの映画雑誌で特集が組まれ始めたが、とても全部買い集める気にはならないので、巷の評判の高いこれだけを買った。小冊子形式になった特集がなかなか読ませる。記事を書いたのは原作に相当詳しい人で、ところどころに映画に対する突っ込みが入っていて愉しい。
「馳夫」に「はやお」という読み仮名を当てたのは一種の洒落であると信じたいところだ。
『ロード・オブ・ザ・リング
パンフレット』(松竹株式会社事業部)★2月23日
お約束の映画パンフである。特に述べることもないけれど、なんで「あの人」のコメントが載せられてるのかだけは気になったなあ…。
『ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語』(ワーナー・
ホーム・ビデオ)★2月10日
あの、ラルフ・バクシ監督による伝説の映画のDVD版である。もとは1978年に制作され、大きな話題となった作品。ずっと以前にビデオ化、LD化されていたものの、長く絶版状態。レンタル・ビデオ屋でもほとんど見かけられないほどレア・アイテム化していた。それが2001年の実写版映画公開のおかげで日の目を見ることになったわけだが、いかにも便乗商法らしい奇妙な復活の仕方をしてしまった。本来ならば「マザルブルの間」に収納すべきなのだろうが、以下に掲げる理由でこちらに収納することにした。
まずは、タイトル。劇場公開時には単に『指輪物語』だったのに…。ご丁寧にも「ロード・オブ・ザ・リング」のタイトル・ロゴが今回の実写映画のものとほとんど同じような意匠になっているのが泣かせる。
続いて、ビニール・パッケージにつけられていたシールのケッサクな文句!
「話題の超大作 『ロード・オブ・ザ・リング』 日本上陸間近! 映画を視る前にオリジナルを体験しよう!」
だと。どこが「オリジナル」やねん?あまりに面白かったので、このシールをはがして保存しようとしたが破れてしまった。残念…。
最後に、これが一番の問題点。この作品、もともと「前編」として作られたものだ。したがって内容のほうも、ヘルム峡谷での合戦場面で終わっている。以前にレンタル・ビデオで見たときは、確かに「後編に続く」というような字幕が出たはず。それが今度のDVD版にはないのだ!エンディング近くでナレーションに合わせて出てきた日本語字幕の文句は以下の通り。
「フロドの勇敢な仲間たちにより闇の勢力は中つ国から永遠に消された 英雄たちの戦は終わり指輪物語もその終わりを告げるに至ったのである」
(なお、該当部分の英語のナレーションは「so too ends the first great tale of The Lord of the
Rings」である。)
ちょっと待てって!終わらせるんじゃないってば!まだフロドとサムはゴクリとの旅を始めたばっかりだぞ。ピピンとメリーは木の鬚に連れられてファンゴルンの森に消えて行方不明のままだぞ。
このDVDのどこを見ても、これが「前編」であることを示す表示はない。私たちみたいな人間ならいざ知らず、最近の話題に乗っかって、実写版の予習のつもりでこれ見ちゃった『指輪』初心者の人は、愕然とするよな、間違いなく。なんか、けっこう売れてるみたいだから余計に心配になってくる。
『オリジナル・サウンドトラック ロード・オブ・ザ・リング』(ワーナーミュージック・ジャパン)★2月6日(2月11日訂正)
ここで紹介したサウンドトラック
の日本バージョンである。限定版が存在しない以外は、特別ウェブサイトへのリンクができる点なども含め、輸入版と内容的な変更はない模様。
もちろん、キャラクター・カードも入っている。ただし、中に入っているカードの種類は表からは分からない。私の購入したものに入っていたカードはガンダルフ。これはラッキーだったと言えるかも。(アルウェンを引いちゃった人が、例外なく悲鳴を上げているのはなぜ?…って、理由は分かるんですけど。)
さて、期待(?)していた「日本語解説」のほうだが、思っていたよりもまともだった。もちろん、事実誤認や怪しい翻訳などもあるにはあるのだが、少なくとも『指輪物語』本編を参照した人が関わっているのは間違いないところ。ただ、「エンヤがいかにしてこの映画に参画することになったか」に紙数を費やしているあたりが、やはり日本的といえば日本的なところではある。なんといっても、エンヤの新曲が入っているという点が最大の売りなのだ。
もう一つ、歌詞の対訳のところに重要なネタばらしが記されてしまっている。それって「王の帰還」までは明らかにならないことなんですけど…。