9月5日(木)
★に画像へのリンクがあります。
6時30分に起床、身支度をして小型機体験フライトを予約した3人で7時30分のピックアップの車に乗りました。
パンフレットによれば、日本語のレクチャーがあって、日本語のできるスタッフが同乗してくれるはずだったのに、レクチャーは空港までの車の中(15分ほど)でA4用紙3枚の日本語マニュアルを渡されただけ(それも3人で回し読み)、日本語のできるスタッフは今日は休みということで、迎えにきたオーストラリア人がそのままキャプテンでもありました。
Cairns Airportの個人用機側ガレージに着くと、無人の事務所の鍵をあけて入っていく有様で、きっとオーナーでもあるのでしょう。大丈夫かな。
そのまま事務所を通りぬけると、もう駐機場です。まず
★機体の始業点検から。可動部分のヒンジのチェックとか、外観チェックとか、オイルやフューエルのチェックなど、説明しながらけっこうみっちりやってくれました。そのあと私たちの体重を聞き、自分の体重と機重を合計して“足りる量だけど、念のためもう少し燃料を入れる。あまり入れると離陸重量をオーバーするので、少しだけね(英語だからようわからん。推測も含む)。”と言って携帯電話でどこかに電話したかと思うと、すぐにタンクローリーがやってきました。エアフューエルのローリーだから、そりゃ空港内にいるよね。あれ? エアフューエルといってもレシプロ機だ。オクタン価の高いガソリンってことかな?
点検のあと今日の飛行の説明。4人乗りの機なので、3人で申し込んでバッチリでした。3人連続して30分ずつ体験フライトをするので、Cairns Airportから離陸して2ヵ所別々の飛行場に寄り、交代しながら空港に戻ってくるというコースのようです。1人なら空港から離陸して空港に着陸するだけの30分間なのですが、自分が操縦していない2フライト分は無料の遊覧飛行(しかしコパイに不安あり)というわけで、ものすごくお徳用コースになりました。
Cairns Airportを離陸して西に向かい、降りたところはレーシングコースのような舗装の滑走路。タワーもないただの滑走路でした。
次に南に飛んで降りたところはもっとすごく、ただの
★細長い草原の滑走路でした。傾斜はついてるし、ラインはひいてないし、タキシングウェイもありません。私たちが座席交代をしている時に農家のおじさんが操縦する肥料散布用機が着陸してきました。ライトプレーンに毛のはえたようなやつです。キャプテンの話によれば、農業用だけでなく、医療関係者が利用するためにこんな田舎にもいっぱい滑走路が作ってあるのだそうです。
そして北東に戻ってCairns Airportに着陸。草原の滑走路から帰ってくるとCairns Airportはやっぱり巨大な空港です。
私は2番目に
★コパイ席に座らせてもらいました。日頃シミュレーションゲームで鍛えておいたせいか、操縦桿は大丈夫でしたが、ペダル操作がどうもうまくできませんでした。DOS/Vマシンに操縦桿とペダルをつなげて練習しておかなくては。それと、計器を見すぎだといわれました。これもシミュレーションゲームの影響かな。窓の外の“スイヘイサアン(水平線)”をダッシュボードの線と平行にすればまっすぐ飛ぶということですが、スイヘイサンはカモメだよというツッコミは理解してもらえそうになかったのでやめました。
そんな操縦ですから着陸はほとんどキャプテンにやってもらいました。だってILSがないと進入角度からしてわからないもん。なんとか無事に地上に戻ることができ、10時30分ホテルにデリバリー。キャプテンは“ちょうどいい時間だ”といってましたけど、着替えの時間がほしかったのでもう少し早く戻りたかったな。
“次は何のツアーか”と聞くので一人は複葉機のアクロバット飛行体験で、私はBungy Jump、もう一人は何だったっけな、とにかく私には“こんどは翼もつけないでフライトするのか”といわれてしまいました。けっこうしゃれたギャグだと思うので、しょっちゅう使ってるのでしょうか。ということは飛びモノが好きな日本人が多いんですね。現にこの時も3人のうちの2人がまた飛ぶ(跳ぶ)んだし。
ちょっとラフに着替えて10時40分
★Bungy Jumpのピックアップにオンタイムでした。バンジージャンプは昨夜の食事の時にもう1人希望者が増えて、3人(体験フライトとは違うメンバー)で予約し直してありました。ピックアップの車にはすでに日本人3人が乗っていて合計6人でどんどん北に向かい、
Skyrailの駅も過ぎてしばらく走ってから山に入ったところがいよいよ
Bungy Jumpの現場でした。
日本人女性のスタッフ(なぜか名前をチェックしてなかった)の案内で誓約書を書いて体重を計り、データのカードを持ってタワーに登ります。私たちが着いた時に数人の日本人がいただけで、ちょっとアテがはずれるくらい閑散としてました。
階段や上のプラットホームは鉄骨に全て板張で、スノコのように隙間があり、これだけで充分スリルがあります。跳び降りる下は小さな池なのですが、のぞいてみても池の真上にいるのが信じられないくらい小さな目標です。
私は同じバスで行った6人の一番最後になったのでいろいろ見てました。足につけたハーネスの先は輪ゴムくらいの太さのゴム糸が単1電池くらいの束になったもので、その先はザイルになっています。ザイルはタワーの滑車を通ってバンジーゴムくらいの重さのカウンターウエイトがついていました。ジャンプするときはタワー上でザイルをロックしておき、揺れがおさまったらロックをはずして池で待つゴムボートの上に降ろし、ハーネスをはずしてザイルをたぐります。体重によってザイルをロックする位置を調整しているので、みんな同じように跳べるのでしょう。リクエストすれば少し長めにしてくれるので水を浴びることもできるそうです。
そんなこんなでいろいろ見たりして、自分の足にハーネスをつけてもらうまでは余裕があって一緒に行ったメンバーにも感心されてたのに、いざ
★ステップに立った瞬間だけはマジでビビりました。けどまぁ、テレビでタレントがキャーキャーいうようなみっともないこともせず、
★カウントダウン1発でジャンプした・・・・つもりでした。自分ではステップからさらに上へ跳び上がった気分だったのですが、あとで
★ビデオを見せてもらったら、足を曲げてそのまま倒れ込んでいるだけでした。カッコわるぅ。
それでも私は足が離れたあとはまたけっこう余裕が戻っていたはずです。どんどん地上の池が近付くのを見てて、手だけでも水にさわれないかと伸ばしたのですが、2~3m手前ではずんでしまいました。ちょっと体重を余分に見すぎてたんじゃない?
最後、降ろしてもらう時、ゴムボートが真下に来る前にどんどん降ろされてしまい、あやうく水責めの刑状態になるところでした。このほうがこわかったよ。
こわかったですがとても楽しかったので、もう1回ケアンズに来たらきっとBungy Jumpをやると思います。
13時発のデリバリーバスでホテルに戻りました。
Bungy Jumpに行ったメンバーでそのまま遅めの昼食を食べにでかけました。いざ探してみると、昼下がりの時間帯に営業しているレストランってあまり見つからず、あちこちウロウロした末にDFS裏のMidoriというラーメン屋さんに入りました。なんだかビーフンみたいな麺でした。
食事のあと、すぐ向かいにあるChibunall Jewellersというオパールの店に入りました。昨日のクルーズのときダイビング・インストラクターのナオコさんにオパールの安い店を聞いたメンバーがいて、DFSの横の店にいるミチヨさんが友人だから安くしてくれると教えてもらっているのをみんなで横から聞いていたためです。
ナオコさんも言ってましたが、予想以上にミチヨさんは綺麗な人でした。私はついて入っていっただけだったのに、つい
★ペンダントを買ってしまったくらい美人でした。でも900A$から税金を引いてさらに安くしてくれたのでよかったことにしましょう。
そのあとは他のメンバーと別れ単独行動でWoolworths SupermarketやOrchid Plaza Shopping Centreをぶらついて夕方まで過ごしました。どちらも名前からわかるように日本でもよくあるスーパーマーケットやショッピングセンターです。私は基本的にブランド品の免税店よりこういった普通のお店のほうが好きなのです。普通の、といってもケアンズの繁華街にあるお店なので土産にできるようなものも多く売っていて、生鮮食品はムリですがいろいろ買って帰りました。
17時30分にホテルに戻り、18時15分集合で夕食にでかけました。今日の夕食はCairns International Hotelにある山玄という日本料理店。私はあまり外国の日本料理は食べたくなかったのですが、みんなと食べれば会費からの支払いになるので、伊勢海老の活造りとか寿司とかてんぷらとかいろいろ食べました。食べてからいうのもなんですが、やっぱり予想どおりおいしくなかったです。
食事の途中で一旦抜けて、翌日のラフティングの予約をするために近くのエージェントに行きました。ここには日本人の係員がいてスムーズに予約できました。助かった。最初は4~5人の希望者がいたのに、半日コースはおもしろくないとのことで丸1日のコースにしたら結局2人だけの参加になってしまいました。ちょっとつまんないし、日本語の通じないボートに混じったら不安です。
再び食事に戻って、おいしくないといいながらも充分食べたあと、今夜は買物をせずにホテルに戻りました。ほぼお土産も揃ったし、着替えの算段もできたので、そろそろトランクの荷造りにとりかからなければならないのと、今日ぐらいはマトモにシャワーを浴びたかったからです。
といっても、部屋に戻ったのは21時30分頃でした。ややゆっくりとした時間をホテルの部屋で過ごして寝ることができました。
スーパーマーケットのレジ
ウールワース・スーパーマーケットは、レジスターのところが日本と違っていて、日本では店内カゴのままカウンターに乗せるのですが、ここでは商品を全てカゴやカートから出して並べます。というより基本的に店内カートを使いますので、そのままレジカウンターに乗せるなんてできないんです。そうするとカウンターがベルトコンベアになっていて、店員の操作でどんどんとレジスター脇まで近付くというわけです。そして、木の棒が置いてあって、それを前の人の商品との境の目印に置き、自分の買ってきたものを並べていきます。
この方式はオーストラリアのガイドブックじゃなく、なにかほかの本で読んだことがあって海外ではよくある仕組みらしいです。境目の木の棒は「ここまでが私」という意味で前の人が置くのか、「ここからが私」という意味で後の人が置くのかなど、ローカルルールもあるみたいです。
もうひとつ、対面販売の商店ではお釣りの計算に時間がかかる、という話も聞いたことがあります。でも今はスーパーだけではなく個人商店でもレジスターがあるし(特にオーストラリアでは税金を加算して5¢だか10¢未満は切捨てという計算をしなければならない)、商品価格に足していくお釣りの出し方は経験したことがありません。