四つ葉のコウゾロゴ概要

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名称
市民の劇場 親と子に捧げる創作音楽劇・天狗の漉いた手すき紙「四つ葉のコウゾ」
公演趣旨
最近、全国各地でさまざまな創作作品の上演が見られております。岐阜県内においてもこれまで独自企画として発表した地域住民参加の創作オペラ、音楽劇は感動的な舞台を生み出し好評を得ています。また、美濃市においても「紙すきのうた」をはじめ「小さな虫の物語」「ふるさと昔話」などを上演し、好評を得てきたところです。
今回も、出演者を市民一般より広く公募し、ふるさとに関わる物語を後世に伝えるべく創作音楽劇として上演します。音楽・伝統芸能・舞台美術などさまざまな芸術要素が一体となって、地域の芸術文化創造活動の向上を図ることを目的とします。
公演場所
美濃市文化会館
公演日程
平成19年10月13日(土)午後6時開演、14日(日)午後2時開演(予定)
座席区分
全席自由席
入場料金
一般2,000円 高校生以下1,000円
主催
天狗の漉いた手すき紙「四つ葉のコウゾ」公演実行委員会
美濃市・美濃市教育委員会
後援
岐阜県・岐阜県教育委員会(予定)
スタッフ
作曲…田中恵美子  台本・演出…松岡直太郎
出演者
公募によるキャスト及び合唱団
練習計画
5月より週1・2回程度実施
あらすじ
プロローグ
昔・瓢ヶ岳の不思議な伝説を村人たちが歌う。
一幕
山麓の里の秋…村人たちと娘たちは「美しい紙を漉いた者には褒美を与える」と書かれた城の立札を前に騒いでいた。貧しい村の紙漉きの女ネネは・夫を亡くして二人の娘・妹ナナと姉ササと暮らしていたが・ササは実の子ではなく天狗の子だと村人たちは噂をしていた。ある日・畦の豆が盗まれ村人たちはササを疑った。その疑いを晴らしてくれた不思議な若者は・キキと名乗って瓢ヶ岳に消えた。ササは美しい紙を漉くために・いつか夢見た四つ葉のコウゾの木を探し・山の天狗に会って実の親を確かめたいと・心配する母と妹を残して瓢ヶ岳に向かった。欲深い村の五助と六助が後をつける。
二幕
片知の森の夜…先回りした五助と六助は・兎の罠をしかけ・薪の木を深して森の奥に入った。道に迷ったササは野宿をすることにした。五助が投げた礫で怪我をした若者キキは・ササと再会し罠にかかった山鼠ヤマネを助けてくれと頼んだ・キキの心やさしさに・ササは罠から鼠を逃がしてやった。その夜・ヤマネの仲間たちが喜び踊る夢を見た。戻ってきた五助と六助は罠を壊したササを怒るが・山神が差し向けた熊に追われて引き出された。山神は・山の掟を破って森の木を切り罠をしかけた罪で・二人を熊に変えてしまった。驚くササに・親のことは瓢ヶ岳の山頂にいる大天狗に聞けと・若者キキ(実は白蛇)を道案内にしてくれた。再びヤマネたちが歌い踊る。
三幕
麓の村では…山から戻らない五助と六助・ササを案じて村人たちが集まり・母ネネはササを信じて無事を祈っていた。妹ナナと村の娘たちは・ササを探して山に出かけることにした。
瓢ヶ岳の山頂…たどり着いたササとキキは・烏天狗に取り囲まれるが・大天狗が現れて助かった。キキは仲間たちが待つ森に帰っていった。大天狗はササを覚えていた。両親がササを手放した事情を話して生みの親も育ての親も親に変わりがないことを諭した。ササは・駈けつけた妹ナナと村の娘たちと再会し・仲間の大切さに気づいた。大天狗は・天狗の子たちに四つ葉のコウゾで美しい紙「天狗帖紙」を漉かせて・ササに与えた。帰りを待つ母を想うササと妹ナナと娘たちの声が山々にこだますると・山神・白蛇・熊・ヤマネたち・森の仲間が集まってきた。
エピローグ
瓢ヶ岳の不思議な伝説を村人たちが歌う。

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