浙江児童芸術センター
中国公演での会場となる浙江児童芸術センターの施設パンフレットからスキャンしたものです。原稿が白黒コピーだったのでちょっと画像は汚いけど、とにかくすごいところらしいです。施設パンフレットには紹介文も載っているんですが、何しろ中国語なのでわかる範囲で訳してみました。
浙江児童芸術センターは杭州市湖墅南路と文暉路の交差点、計画中の西湖文化広場から800m足らずの距離にあります。本センターの敷地面積は1,804m2、建築延面積は5,689m2あります。演劇上演・映画上映・児童の芸術教育・児童の娯楽・劇団公演・稽古が一体となって全て行うことができる設備が整っています。またこれは児童芸術センターとして浙江唯一の省立施設です。
本センターの外観は活発さと優美さを表わし、正面は湖墅南路のメインストリートに面しており、壁面には花崗岩の大規模な児童芸術をテーマにしたレリーフが彫られています。レリーフのテーマは児童芸術教育分野を拓いた人々で、周囲は児童芸術部門の発展と成長をモチーフにした造形で、壁面の四隅の彩色アルミ板による流線型は、児童芸術事業の繁栄、進歩、向上、開放的な姿勢を表わしています。
本センターのステージは両側の袖も含めると幅31.72m、奥行16m、高さ21.6mあり、そのうち舞台として用いるメインステージは幅18.6m、高さ8.3m、ブドウ棚までの高さ19m、2本のギャラリー通路はそれぞれ10.4mと16.4mのところにあります。舞台には各種の劇団の要望に応えられるよう可動式の大臣柱が設けられており、幅12mから18.5mまで自由に調節できます。また、8m×4mの伸縮式張出舞台もあり、8mの幅のものが4m張り出したあと自動的にメインステージと同じ高さまで上昇し、ダンスやファッションショーに使うことができ、児童劇の演出上も広い空間を作り出すことができます。
舞台には40本のバトンが設けられており、そのうちの8本は照明用でそれぞれ800kgの耐荷重、そのほかの32本は400kgの耐荷重があります。またアメリカエレクトロボイス社の音響設備が揃っており、イギリスランク社の300系列調光コンソールと192回路のサイリスタユニットがあり、また各種の照明器具と自動カラーチェンジャーが揃っています。さらに2台の35mm映写機もあります。
本センターの客席は奥行19.8m、幅21.72mで、1階席は494席(座席幅90cm)あり、そのうち36席は伸縮式舞台のエリアにある収納式座席です。伸縮式舞台を使わないときは自動的に床下より上昇して床面とフラットになり、伸縮式舞台を使うときは自動的に床下に収納されます。これは省内で初めて使用されたものです。2階席は315席でそのうちの22席は両側のギャラリー席になります。3階席は18席あって、本センターの座席数は合計827席になります。
本センターの建物は5階建てで、1階には54m2のメーキャップルームが2室、男女の衣裳室が2室と男女のシャワールームがあります。2階と3階はともに8室の音楽、舞踊、演劇、絵画等の児童芸術養成教室があります。4階には管理用の施設、5階には250m2の省内最大の理想的なリハーサル室があって、出演劇団の基礎レッスンに利用できます。
本センターには200m2の駐車場があり、来場者の駐車に利用できます。
本センターは人民の意識向上、とりわけ幼い児童の文化に対する欲求に応え地域の理想的な発展を目指して建設され、先進的な舞台設備と適正規模の客席は芸術団体や商業演劇はもとより、団体の集会、式典、歌舞娯楽に最適の施設です。皆さまのご来場を歓迎いたします。