ロゴ振付の稽古
(6月1日~29日)

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前回に続いて振付の稽古をレポートしましょう。
前回別々に振付を習った山蟻とサムライ蟻が一緒に動きを合わせてみました。まだどうこう言う段階ではないです。ひととおり見ていた演出から、どっちも中腰では違いが分からない、という注文がつけられました。それと、ふと気がつくとサムライ蟻の隊長が下手の台の上で取り残されていました。サムライ蟻は隊長の指図で動いているようにしないとね。
次はヤブキリ。2人欠席だったので、中央のリーダーと上手側の2人しかいませんが。
4人(今日は2人)は、某所で「ブロードウェイのミュージカル・ナンバーのようなノリのいいヤブキリの歌」と評された曲で結構本格的なダンスをします。リーダーは客席に向かって威嚇するような動きをしながら要所でダンスに加わります。このリーダー役の子は姿勢がいいので肩のラインが美しい。ただ、ちょっとこのごろ色気が出て女性っぽくなっちゃったので残念です。
山蟻たちの奴隷行進のシーンです。初めてなのでまだほとんどただ歩いているだけ。とりあえず、途中で倒れる芝居がつきました。ところが、監視役のサムライ蟻がやさしく助け起こしに行きます(ように見える)。もっと残酷さがほしいんだけど、“助け合い、みんな仲良く”という学校教育の成果は隠しようがありませんね。
テントウ虫の小1・小2です。いいですね、ちっちゃい子たちは、動きがバラバラで。人間にしたら保育園未就園児くらいの年齢設定だと思うので、バラバラでもいいんじゃないかと思います、母親について歩けば。ただまぁ、そこには舞台のおヤクソクもあるので、揃えるところはきれいに揃ってないと芝居にならない。大きい子たちも同じなんだけど言われたことに自分のキャラクターを足して、動きに個性が出るように考えてほしい。
ベッコウバチの場面は9人で登場してダンス中心となります。それにしてもこのシーンの曲は8分の9拍子、それも8分音符3個×3というリズムじゃなくて、4分・4分・4分・8分・8分・8分ってリズムだからむずかしい。ダンスのリズムを取ってあげたくてもできません。合唱の指導者(音楽教諭)も「普通ならこんな曲書いたらペケもらうよ」って言ってました。リズムはむずかしいですがノリのいい曲なのでがんばって揃えてほしいものです。
コオロギ兄が死んじゃうシーンの抜き稽古。死んでいくコオロギと抱きかかえるハアリの演技はもちろんだけど、まわりで見守る山アリやテントウ虫たちの表情(体全体の)がこのシーンのイメージを作っていきます。まだ立つ場所が決まっただけなのでこの写真では死というものが伝わってきませんが、本番までには何とかなるでしょう。

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