紙すきのうたロゴとうとうゲネプロ
(11月24日)

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ゲネプロ=〈ドイツ語〉ゲネラル・プローペの略。オペラやオーケストラなどの上演直前に行う舞台稽古。転じて、演劇ではキャストの衣装・化粧をはじめとして舞台進行・照明・音響などすべて本番と同じ状況でおこなう通し稽古のこと。
ゲネプロ写真
こうやって化粧をすると、みんな江戸時代のガキんちょたち。女の子が男の子役になるのも、化粧のおかげです。でも舞台化粧って、近くで見るとちょっと気持ち悪い。
ゲネプロ写真ゲネプロ写真ゲネプロ写真
舞台奥の廊下で出待ちをします。20人ちかくの小学生が集まると、静かにしてろってのがムリな話。もう静かにさせるのはあきらめました。カメラ向けただけでこんなだもん。廊下といっても舞台のすぐ近くなので、ここで騒ぐと客席に聞こえてしまいます。そこで本番の2日間は控室で出待ちをさせて、出番のある子だけここの廊下に連れてくることにしました。これは大成功のアイディア、“猫を追うより皿を引け”ってやつですね。それにしても遠くのほうの子、ピースしてるけどストロボが届いてないから暗くて写ってないよぉ。
ゲネプロ写真
もうあちこちウロウロして写真なんか撮ってるヒマはないんです。というか、するべきことは総練習の時と変わらないのに、緊張しちゃってジタバタしているだけなんだけど。それでも子どもたちを送り出したあとの舞台袖で何枚か撮ることができました。けど本番照明だと光量が足りなくてスローシャッターになるせいで、どうしてもブレてしまいます。このデジカメって、フィルム感度に相当するものがないんでこういうときツライですね。モノポッドくらい持ってくればよかったかな。
ゲネプロ写真
これはちょっと集まりすぎかもしれない。でも舞台がとっても狭いんです。狭い舞台で大きく演技をしてほしいんだけど、大人だってそううまくはできてません。上出来だと思います。中央左よりで後ろ向きの子は男の子役、中央右よりの赤い着物の子は女の子役。どちらもヘアスタイルは同じなのに、衣装と化粧でちゃんと男女がわかって、それなりにマッチしたヘアスタイルに感じるのは不思議なことです。
ゲネプロ写真
これは完全に手ブレ画像。ごめんね。右の2人はとくに台詞があるわけじゃないのに話をしてるような演技をしています。これはなかなかいい。
手前にピンボケしてるのが紙すきの道具です。江戸時代の紙すきは、その手順も今と違っていて、すいた紙を直接積んでいかないで、すき簾のまま一旦すき舟の横に立てて水切りをしたんだそうです。そうしてもう1枚のすき簾で紙をすいて、そのあと水を切ったほうの紙を積んでいく、この手さばきを再現するのに苦労して考証したらしい。
ゲネプロ写真
これは暗いシーンなのに不思議と手ブレしないで撮れました。もう何回も登場してる花みこしの花ができて喜ぶシーン。なんとなく弥助さんを囲んで扇形に並んでいます。動きのない子も芝居をする、なぁんてレベルまでは達してないですが、いい感じでした。
ゲネプロ写真
最後のカーテンコール。うまく並べたみたいですね。このときのおじぎはきれいだった。

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