子役の稽古
(3月31日)
平成15年度も最終日、サラリーマンなら残業必至というこの日も通常どおりの稽古が続きます。
1幕、“だんだら蝶々”を追って出てきた子どもたち。主役の弥助はもちろん代役でやってます。蝶々がつかまったところを注目。こうやって具体的な目印があればいいんだけど、飛んでいった蝶々を目で追いかける、なんてところはきっと最後まで苦労することでしょう。一人でも違うところを向いてたら観客に伝わらないよ。
2幕、弥助のところへ遊びにきました。並び方をきびしく指導されてたけど、たぶん子どもたち(慣れていない大人でも同じ)は10回、20回と稽古を重ねないと不自然でなく見える並び方ってわかってこないと思う。6月の公演に間に合う?
3幕、ここは一番子どもの数が多い。外で遊んでいた子どもたちが、中央に集まってきます。こんなに奥のほうで演技してたら、まわりに集まってる子どもたちはどうしても後ろ向きになって客席に背を向けてしまいます。もっと〝私がやる!〟〝前で目立つ!〟という気持ちを持ってほしい。
最後に演出の注意を聞いてるところです。自己顕示欲とか、度胸とか、そういう基本的な姿勢が足らないように思います。目立ちすぎて演出に怒られるくらいのメンバーがほしい。