ロゴ現地視察ツアー
(11月3日)

 トップ > ないしょく > 美濃のふるさと昔話 > 現地ツアー
この音楽劇は地元のむかし話をオムニバスにしたもの、したがって登場する場所も近所に点在しています。お勉強のため、半日かけて昔話にちなんだ場所を巡るツアーが企画されました。
最初に訪れたのは“神光寺”。今回のステージでは都合により上演できませんが、一昨年の県民文化祭で上演された“天ん邪鬼”に登場するお寺です。屋根の左側に見えるのが東海環状自動車道、そんな場所にひっそりと建っています。
天邪鬼は予想以上に小さかったです。でも小さくても力持ちらしく、伊勢湾台風にも耐えた“天ん邪鬼”でした。
続いて“名無し木”を見学。今でも周囲は田が広がっており、庄屋の遺言どおり見晴らしのよい場所です。“名無し木”とはちゃんとトネリコという名がある種類の木ですが、近辺にはこの種類の木がまったくなく、どうして1本だけ生えているのか謎です。それで昔は名前のわからない木ということで名無木と呼ばれるようになりました。
“名無し木”の前には木の碑は当然ですが、村人を救った庄屋大瀧金右衛門の碑も立っています。今回、庄屋の役を務める人が花と水を供えてくれました。花立てや湯のみが置いてあるということは、ふだんからおまいりする人があるようです。
次は“豆の木地蔵”の法然寺へおまいり。
大勢でガヤガヤやってたら豆木地蔵のお堂を開けてくれました。中央の厨子の中にお地蔵さんがいます。年1回のご開帳のとき以外は右下の写真でお姿を拝見。写真には写ってないけどお堂の中に一昨年の“一粒の豆”のポスターがまだ貼ってありました。早くポスターを作って今回のものに貼りかえてもらいましょう。
それから別の音楽劇なんだけど“お姫の井戸”を見たあと、“狐の嫁入り”の舞台になっている安毛の峠へ。雨が降り出してきました。太陽が出たままの雨だったら本当の(?)狐の嫁入りなんだけど、今は通る人もない薄暗い峠道です。このあと峠のすぐ脇にある寺院(ご住職が出演者)で成功祈願をしました。
それから山道を延々と登って“猿丸と母”にゆかりの瀧神社に着きました。この神社のすぐ脇に猿丸太夫が住んでいたということです。
瀧神社の名前の由来だと思いますが、すぐ近くに滝があります。滝自体の名前は権現瀧。滝壷までは行ってみましたが、雨がちの肌寒い日だったので早々に戻りました。夏の暑い日でも涼しいところだと思います。

戻るボタントップページへのボタン