2005年7月15日                       

昨年、滞在型トラップの実験をした木へ行く。
当時は樹液が枯渇していたためトラップをセットしたわけだが、なんと今年は息を吹き返している。
以前は樹皮めくれがあり、そこがヒラタにとって格好の住処となっていた。
そして樹皮下の形成層の成長が早いせいか、めくれがどんどん反って空間が開いてしまい、
樹液も枯渇したのである。
今回の復活劇は別の箇所の樹皮が新たに割れてきたからだが、このような”新陳代謝が早い”木を
見極められれば楽しみもグ〜ンと増えるだろう。


新たにできた洞の奥には、ヒラタのペアが入っていた。

▲上が♀で下が♂。


洞の奥にピントが合わず何度も光を当てていると、
もう一方の出口から♀が這い出してきてしまった。



ホント、ヒラタ♀を探すのは苦労する。
まるで、コンビニですぐ品切れになってしまう季節限定の人気弁当のようである。
毎年、必ず一定の入荷数があるのに買えないもどかしさ・・・。
客としては、いつ商品が補充されるか不明のままひたすら足繁く通いつめるか、
思い切って遠くのコンビニまで出かけるしかないのである。