主の祈り1回と、天使祝詞10回と、栄唱1回とで1連となり、5連が1環となり、3環で終わる。ロザリオでは、大珠では主の祈りを唱え、小珠では天使祝詞を唱える。
各連の唱え方は、黙想する玄義を始めに唱え、主の祈り、天使祝詞10回、栄唱で1連を終える。(ファチマの牧童の祈りを1連の終わりに付け加えても良い。)
(注)下記のカッコ内は、読み方であります。カトリック中央協議会編より転記。
なお、聖地イスラエルの風景では、写真を見てロザリオの玄義が黙想できます。
天にましますわれらの父よ、願わくは御名(みな)の尊まれんことを、御国(みくに)の来たらんことを、御旨(みむね)の天に行わるる如く地にも行われんことを。われらの日用の糧(かて)を、今日(こんにち)われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。
めでたし、聖寵(せいちょう)充ち満てるマリア、主御身(しゅおんみ)と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内(ごたいない)の御子(おんこ)イエズスも祝せられ給う(たもう)。天主の御母(おんはは)聖マリア、罪人(つみびと)なるわれらのために、今も臨終の時も祈り給え。アーメン。
願わくは、聖父(ちち)と聖子(こ)と聖霊(せいれい)とに栄えあらんことを。始めにありし如く、今もいつも世々にいたるまで。アーメン。
第三玄義:この一連を献げて、主の降誕し給いたるを黙想し、聖母の御取次によりて清貧の徳をこいねがわん。
第四玄義:この一連を献げて、聖母が潔(きよめ)の式にあずかり、主を聖殿に献げ給いたるを黙想し、その御取次によりておきてを守る徳をこいねがわん。
第五玄義:この一連を献げて、聖母が主を聖殿に見出し給いたるを黙想し、その御取次によりて主を愛する徳をこいねがわん。
第二玄義:この一連を献げて、主がむち打たれ給いたるを黙想し、聖母の御取次によりて罪を償(つぐの)う恵みをこいねがわん。
第三玄義:この一連を献げて、主がいばらの冠をかむらせられ給いたるを黙想し、聖母の御取次によりて侮辱を恐れざる恵みをこいねがわん。
第四玄義:この一連を献げて、主が十字架を担い給いたるを黙想し、聖母の御取次によりて苦難を甘んじ受くる恵みをこいねがわん。
第五玄義:この一連を献げて、主が十字架にくぎ付けにせられて死し給いたるを黙想し、聖母の御取次によりて救霊の恵みをこいねがわん。
第二玄義:この一連を献げて、主の昇天し給いたるを黙想し、聖母の御取次によりて天国の福楽を深く望む心をこいねがわん。
第三玄義:この一連を献げて、聖霊の降臨し給いたるを黙想し、聖母の御取次によりて聖霊の賜物をこいねがわん。
第四玄義:この一連を献げて、聖母の被昇天を黙想し、その御取次によりて善き終りを遂ぐる恵みをこいねがわん。
第五玄義:この一連を献げて、聖母が天使と人類との元后にたてられ給いしを黙想し、その御取次によりて永福の冠をこいねがわん。