マリア様のメッセージ集


 ここに、「聖母から司祭へ」の中からマリアさまのメッセージ(第1部)をお届けします。それぞれ大切な部分の抜き出したものであります。味わってみて、黙想してみて下さい。

(注)1.この本は、1966年10月14日発令の教皇パウロ6世の規定に従って出版されています。
   2.メッセ−ジについては、人間的信頼性にもとずいているものでありますが、母なる教会の判断にゆだねられています。
   3.この本は非売品であります。


(1)1973年7月7日:私は、いつもあなたのそばにいます。:最初のメッセージ

 私の汚れなき心に対するあなたの奉献を新たにしてください。あなたは私のもの、私の所有です。毎瞬、私の希望通りのものであるようにしてください。どの瞬間にも、私が願うことをしてほしいのです。
 恐れることは、ありません。私はいつも、あなたのそばにいます。偉大な事のためにあなたを準備していますが、母親が子供にするように、だんだんにしてゆきましょう。

(2)1973年7月8日:運動はもう生まれました。:2番目のメッセージ

 新聞もテレビも見ないで、いつも祈りながら私の心の中にいるようになさい。私と共に、私のために生きる以外には、何にも興味を持たず、重要なものと思わないように。「司祭のマリア運動」はもう生まれたもののまだ小さく、か弱く、育ててゆくには多くの祈りが必要です。あなたはそのためにだけ生きるべきで、他のどんなものも味気なく、慰めを見いだすことはできないでしょう。



(3)1973年9月27日:私が愚かな者を選ぶのは博学な人を当惑させるためです。

ああ、子よ、あなたはまだ解っていない。私が愚かな者を選ぶのは、博学な人を当惑させ、弱いものを選ぶのは強い者を打ち破るためだということを。

パンフレットは、そのまま配布するようにというのが私の望みです。それは多くの司祭を私の運動に招き、私に、無敵の大群をつくる手段となるでしょう。

子らよ、あなたの信仰の弱さ、私への不信は私を悲しませます。何を恐れているのですか?何をこわがっているのですか?祈りと私への委託、本当に私の意のままにだけさせてください。

(4)1973年10月13日:私のやり方はあなたがたのと違うのです。:

ファチマ最後のご出現の記念日

「司祭のマリア運動」の普及について心配してはいけません。私にまかせてください。私を信じてください。そのために、あなたは祈りと苦しみだけを私に献げてください。結果を見ないこと。私のやり方や評価の仕方は、あなたがたのとずいぶん違うのですよ。人数は多くなくてもよいのですが、皆、聖人でなければなりません。皆が私に本当にすっかり任せきるなら、高い聖徳にまで皆を導いてあげましょう。



(5)1973年10月31日:悪魔の手から

私は敵である悪魔の手から、たくさんのわが子、司祭たちを、私の運動によって奪い返すでしょう。彼らのうちの多くの者は、イエズスとその福音を裏切ったがゆえに、暗黒と最もひどい荒廃の中にいます。

でも私は彼らに私の光を見せ、私の声を聞かせましょう。そしてもう一度、私にとって最もいとしい子となるよう彼らを変えましょう。私が自分で彼らの傷を包帯して直し、もう二度と倒れて傷つくことがないようにしましょう。

私は母、そして彼らを救いたいのです、私の子どもなのですから。それゆえ、誰も自分がもうだめだと思わず、誰も失望してはいけません。私の汚れなき心は、最もいとしい子らの、こういう大いなるたちかえりを準備しています。
 
(6)1974年5月27日:私自身がおこなっている業

 私の運動のため、私にだけ導かれるにまかせてください。光はその度ごとに少しずつ与えられるでしょう。それは、あなたの聴罪司祭と霊的指導者によって、あなたに保証されることでしょう。
 子よ、私の汚れなき心が、あなたと私の運動を通して、何を行ないたいか、今はまだ解らないでしょう。
 今はまだ解らないということを、多くの理由から私は望んでいます。まず第1に、あなたは自分がいつも小さく、謙遜、単純でなければならず、ただ私のいちばん小さなこどもであると感じるべきだからです。それから、いつも私に手を引かれ、導かれるにまかせる習慣をつけなければなりませんから。どの瞬間にも、すべてを私から期待なさい。これこそ、私にした奉献を真実に生きる、私が望んでいる仕方です。
 他のカリスマや他の保証に頼らないでください。他の業や他の計画を見ないように。これこそ、あなたを通して教会の中に私自身が行なっている業です。
この業のためなら、私から何でもかち得られるでしょう。単純さと完全な委託のうちに歩みなさい。決して心を乱さないように。外から来るあらゆる妨害も、私の教会の救いのために生まれつつあるこの業、私が妬み深い愛をこめた守っているこの私の業を、決して損なうことはできないでしょう。
 そのために、自分が無であること、本当に無能であると感じているように。子よ、その通りだからです。でも私は、あなたが自分の無能さのすべてを私に捧げれば捧げるほど、私の計画通りに行い、働くことができるようにしましょう。
 ところで、少々の苦しみは忍ぶことを覚悟していらっしゃい。私はあなたがよりいっそう私のものであってほしいと望んでいるからこそ、間もなくあなたを清めます。でも、ああ、子よ、それは、あなたが全然想像もできないほど大きな愛をあなたにあたえるために。
 あなたを愛し、心をこめてあなたを祝福します!



(7)1979年8月4日:初土曜日:5つの初土曜日:アルス聖主任司祭の祝日

  愛する子らよ、私は、母の愛で、あなたがたに目をそそぎ、世界のどんな所にいても、日ましに強く、私の汚れなき心に抱きしめてあげます。
 さあ、戦いの時が訪れました。あなたがたは、私がこの戦いのために、特別に準備した武器を使わねばなりません。その武器は、いうまでもなく、私の汚れなき心に奉献し、たびたび唱えられるロザリオ、私の母としての心に加えられる侮辱を償う5ヶ月の初土曜日の信心業です。
 私は、あなたがたが、これらの初土曜日に、ロザリオを祈り、その奥義を黙想し、ゆるしの秘跡をうけ、ミサ聖祭にあずかり、つぐないの聖体拝領によって、私と一致するように招きます。
 私は、このことを、私の娘ルチア修道女にも約束しました。それは、私の願いをききいれて、5ヶ月のあいだ月の初土曜日の信心業を信仰ぶかく行なう人をみな、臨終にさいして、特別な保護を与え、永遠の救いに必要な恵を与えるという約束です。永遠の亡びにむっかて大きな危険にさらされているこんにちですから、人々の霊魂を、天のあなたがたの母の特別な保護に任せて、安全を守ってください。     
 こんにちでは、私の子らは、もっとつぐないを捧げなければなりません。なぜなら、私の無原罪のやどりも、私の生涯かわらぬ処女性も、私が神の母であり、また、みんなの母であることも、みとめないからです。そのうえ、私のご絵もご像も破壊して、私の汚れなき心に侮辱を加える傾向がますます広がり、とくに小さな人たちの霊魂を、私から遠ざけてしまうからです。
 あなたがたは、私に協力して、愛にみちた子どもの心で、つぐないを果たすための十字軍をつくり、これをいっしょうけんめい宣伝し、広めていかなければなりません。
 あなたがたにとって、月の初土曜日が、つぐないと祈りの日、そして、私の願いに寛大に答える集いとなるように望みます。
 特に、私の汚れなき心に奉献された修道者と信徒は、この日には、私と一緒に生命のチェナクルムに集まってください。
 戦いは、今より激しくなるでしょう。それで、私は、みんなのために、霊的なおちつきと、安らぎのときを準備しなければなりません。そうです、これらのチェナクルムで、あなたがたは、天のあなたがたの母とともに、祈りとつぐないとをささげ、私から慰めと励ましをうけるのです。こうして、あなたがたは、私の安らぎにはいるのです。

(8)1981年9月29日:天使たちのきさき

 愛する子らよ、私があなたがたを召し出しているこの戦いで、あなたがたは、特別に光の天使たちから助けられ、見守られています。私は天使たちのきさきです。
 私の命令に従って、天使たちは、私が偉大な勝利を約束された自分の軍隊をつくるために、呼び掛けるすべての人を全世界から集めています。
 太陽に包まれた婦人と赤い龍との戦いで天使たちは、もっとも重大な役目を果たさねばなりなせん。それで、あなたがたは、天使たちの導きに従わねばなりません。
 天使と大天使の大軍、そして天のすべての群が、龍とその仲間たちに対する恐ろしい戦いのとき、みんなあなたがたの味方となるのです。
 くさりを解かれたサタンと、たくさんの悪魔たちは、何もかも破壊しつくそうと世界のいたるところであばれまわっていますが、よい天使たちは、そのわなから、あなたがたを守っています。
 今は、悪魔とくら闇の霊たちが権力をふるう時です。彼らの時ですが、勝利にみちた活躍と思えるだけです。
 そうです、かれらの”とき”です。でも、かれらに残された時間はわずかで、その凱旋の日は、もうかぞえるほどしかありません。
 そのため悪魔たちは、ひじょうに危険な恐ろしい”わな”をあなたがたに準備しています。もし、守りの天使たちの特別な保護がないなら、それらの”わな”を逃れることはできないでしょう。
 私の敵が巧みにあざむこうとして、いろんな作戦をあなたがたのまわりに、はりめぐらしているにで、守りの天使は、毎日幾度となくあなたがたを救いあげるために働きかけています。それで、私は、ますます、主の天使たちに身をまかせるようにあなたたちにすすめます。
 かれら天使を愛し、親密になってください。かれらは、あなたの友人や愛する人たちよりも、あなたがたの側近くいるのですから。
 もちろんその姿は、目に見えませんが、確かにあなたがたの側にいる貴重な存在です。それで、天使の現存の光のもとにあゆんでください。きっと、天使たちは、あなたたちのために祈り、側についていて、疲れているときは支え、苦しむときには慰め、あなたが休んでいるあいだも守ってくれます。そして、あなたがたの手をとり、私が示す道をあゆむように親切に導いてくれます。
 あなたがたの守りの天使の祈り、清めの苦しい時間を信頼の晴れやかな心で生きるようにしてください。じじつ、こんなとき、天と地は、あなたがたの天の指揮者の命令に従って、祈りと愛と活躍の不思議な交わりのうちに一致しています。


参考文献:「聖母から司祭へ」(総合版)

 以上マリア様のメッセージをお届けしました。今後もメッセージをもっと多く紹介していきたいと思います。

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