(1)メキド(ハルマゲドン):ヨハネの黙示録(16章14ー16)
悪魔の霊は不思議を行い、全能なる神の偉大な日の戦いのために、全地の王たちのもとに行って彼らを集めた。−私は盗人のように来る。警戒して、裸で歩まず、恥じを見せぬように自分の衣を守る者は幸せである−。さて三つの霊は、ヘブライ語でハル・マゲドンと言われる所に王たちを集めた。
(注)ハルマゲドンとは、メキドの山の意味。(山というよりも丘の様な所。)イスラエルの王たちがここで、戦死したため、滅亡のシンボルとなった。
タボル山:マルコによる福音書(9章2ー7)
六日後イエズスはペトロとヤコブとヨハネだけを連れて、人里離れた高い山に登られたが、彼らの前で姿が変わり、その服は真っ白に輝いた。それはこの世の布さらしではできないほどの白さであった。エリアとモーゼも現れてイエズスと話し合っていた。そのときペトロは口をはさみ、「ラビ、私たちがここにいるのはよいことです。私たちは三つの幕屋をつくります。一つはあなたのため、一つはエリアのため、一つはモーゼのために。」と言った。彼らはひどく恐れていたので、ペトロ自身自分で何を言ってよいか分からなかった。そのとき雲が立って彼らを覆い、その雲の中から「これは私の愛する子である。これに聞け。」と言う声がした。
人々の群れを見たイエズスは、山に登って座られた。弟子たちはそばに近寄った。イエズスは話しはじめて、こう教えられた。「心の貧しい人は幸せである。天の国は彼らのものである。柔和な人は幸せである。彼らは地をゆずり受けるであろう。悲しむ人は幸せである。彼らは慰めを受けるであろう。正義に飢え乾く人は幸せである。彼らは飽かされるであろう。あわれみのある人は幸せである。彼らもあわれみを受けるであろう。心の清い人は幸せである。彼らは神を見るであろう。平和のために励む人は幸せである。彼らは神の子と呼ばれるであろう。正義のために迫害される人は幸せである。天の国は彼らのものである。」
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