7月14日(火)・7月15日(水)

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今日はハワイを離れる日。7時15分にモーニングコールがあって起きました。スーツケースなどの預ける荷物は7時45分までに用意をしておくと知らない間に空港まで届いているということで、こういうのがパッケージツアーの便利なところですね。私はもう昨夜のうちに準備してあるので、ゆっくり着替えて顔を洗ってトイレに入り時間をつぶしました。

8時に集合して★徒歩Waikiki Beachワイキキビーチのほうへいき、Royal Hawaiian Shopping Centerロイヤルハワイアン・ショッピングセンターを通り抜けてどこへいくのかと思ったら、Sheraton Waikiki Hotelシェラトンワイキキホテルの入口の脇にあるエレベータに乗りました。着いたところは30階(だそうな)のThe Hanohano Roomハノハノルームというレストラン。今朝はここで朝食です。高級そうなところですが、やっぱりバイキング。なんとここのメニューにはご飯は当然として、生卵、海苔、納豆、味噌汁などがあるのです。これらを組み合わせて実に巧妙に日本旅館と同じ朝定食を作り上げた人がいましたが、私はハワイで納豆定食など食べたくありません。フルーツたくさんとスクランブルエッグ、パンをとってきました。
このレストランから★真横にWaikiki BeachとそのむこうのDiamond Headダイヤモンドヘッドが見え、ビーチが湾曲しているために自分がビーチの真上にいるように感じます。やはりビーチ沿いのホテルは高価なだけのことはあるようです。

9時頃一旦ホテルに戻るとすでにスーツケースは回収されたようです。部屋に残してあった手荷物を持ってそのままSheraton Princess Kaiulani Hotelシェラトンプリンセスカイウラニホテルへ向かいました。チェックアウトの精算は幹事がやってくれます。ツアー会社の集合指定時刻が9時45分なので、9時30分に集合して待っていると、ほぼ時間どおりに係員の人がピックアップのバスまで案内してくれました。バスはもうひとつ他のホテルにも同じ便に乗る客を集めにいきましたが、客が来ていないようで、バスのドライバーとそのホテルの係員が名簿を持ってウロウロし始めました。10分か15分待ったでしょうか、ようやく解決したようで、数人バスに乗り込んできて出発しました。
バスはまっすぐにHonolulu Int'l Airportホノルル国際空港に走り(いまさら市内観光はしない)、チェックインカウンター前でおろされました。そこにはすでにスーツケースが届いていて、チェックインをして自分の荷物にクレイムタグをつけ、そのまま置いておけば係員が順に透視チェックをしてくれます。透視チェックで不審物が見つかったらどうするんだろうと思って(当時はまだTSAロックがなかった)しばらく立ち止まって見ていました。他のメンバーはどんどんデパーチャーロビーのほうへ行ってしまうし、あんまりシビアにチェックしてないようだったので、走って追い付きました。

デパーチャーロビーに入るのはごく簡単で、改札口みたいなところでボーディングパスとパスポートを見せるだけです。イミグレーションもパスポートへの出国スタンプもありません。というか、スタンプを押さないだけでこの改札口がイミグレーションなのでしょう。さらに先にあるゲートごとのボーディングロビーへは12時から入れるということで1時間ちょっとデパーチャーロビー内自由行動になりました。まず喉が渇いていたので、レストラン(セルフサービス型式の)でダイエットペプシを飲み、ロビーのみやげ品店をのぞいたりしていたらあっというまに時間になりました。
デパーチャーロビーからボーディングロビーに入るときにセキュリティチェックとボーディングパスの改札機があります。ワイキキにあるDFSで買った品物も一部はここまで届けられていて、ここで受け取ります。と思ったら、それだけではなくて、このロビーの中にもまだDFSがありました。搭乗までのわずかな時間にもなにか買わせようというさすがの商魂です。

12時30分頃からアナウンスがあり、やっと搭乗。帰国便は12時50分発のホノルル発名古屋行JL083★今回の私の席は27A、正真正銘のエコノミーシートです。ほぼ真横に内側エンジンが見える左窓側の席でした。
定刻にそれほど遅れることなくボーディングブリッジを離れました。ボーディングロビーから外を見ていたときは、かなり滑走路が混んでいるようで、タキシングウェイにも離陸待ちの飛行機が並んでいたのですが、私たちの乗った機はブリッジを離れたあと待機もしないで★順調に離陸になりました。

Hawaiiを離れた機内では例によっておしぼりとドリンクのあと食事。そのあと機内では・・・何があったのか、食事の満腹感とビールのせいで眠ってしまったのでよくわかりません。疲れもたまっていたのでしょう。短い時間ですが、なんだかぐっすり眠れました。
寝ている間に日付変更線を西に向かってまたいだので、短時間の仮眠でも日付が進んでいますが往路と同様に体の感覚に合わせて同日とみなしてページを続けます。

ふと目がさめると、スクリーンではもう★「紅の豚」が始まっていました。ちょうど機内先行ロードショーの期間で、「紅の豚」の絵葉書ももらえました。ちゃんと目をさましなおしてじっくりと見ました。どうやら「紅の豚」は始まりの部分10分間程度を見逃したようです。途中はさすがに飽きさせないストーリーでしたが、エンディングはなんだか時間の都合でドタバタと終わってしまったような感じで、ちょっと不満が残りました。

映画が終わってイヤホンを聞いたりしながら時間をつぶしているうちにドリンクとパンがでてきて、そろそろ日本に近づいたようです。窓のシールドを開けて下を見てもまだ雲ばかりで何もわかりません。そういえば、このシールドを閉めるときには私は眠りこけていたので、どうしたのか聞いたら、スチュワーデスが腕を伸ばして、さらにドリンクサービスなどに使うトレーでツンツンつついていたそうです。

いよいよディセントを始め、日本のようです。まだ雲があって下がぜんぜん見えません。天気がよくないようで、雲に入るときにはシートベルト着用のサインがでました。窓から見ていたらエンジンナセルが大きく揺れ、主翼も上下にたわんでいるのが肉眼でもわかります。怖いような気がしますが、あそこで吸収してくれなければ機体がグラグラ揺れるわけですね。かなり降下して雲がきれたとき初めて陸地が見えました。非常に入り組んだ海岸線で、私は志摩半島あたりじゃないかと思ったのですが、隣の席の人はホノルルからの航路は成田をめざしてそのまま新潟方面に抜け、そこで旋回して北から名古屋に着陸するからそっちじゃないと主張します。でもどうも本州を横断するのに地上がわかるほど低くは飛ばないような気がするんだけどなぁ。
また雲の中へ入ってわけがわからなくなり、さらに降下して雲の下にでたときには平野と川の上でした。そのままの高度でずっと飛んでいくと、こんどはやや山間部になってきました。そしてやたらゴルフ場があります。ゴルフ場や山の上をしばらく飛んでいると結構大きな川がありました。川の中の島がなんだか見たことがあるような形をしています。でもまさかと思いながらあたりをみまわすと、川に橋がありました。もうひとつ橋がありました。橋の片側にループがついていて、この橋は間違いなく岐阜市の千鳥橋です。さっきの橋は藍川橋で、見覚えのあった島は関市の保戸島でした。このへんでおろしてもらえば、家まで20分ほどなのですが、簡単におろしてもらえるはずもなく、わざわざ名古屋に向かいます。
各務原の★自衛隊飛行場の脇を通り、木曽川を渡る頃にはかなり高度が下がっています。なんだかやっと現在地がわかって落ち着きました。保戸島から逆算していくと、ゴルフ場は三河山間部から東濃地方のようです。その前の平野は静岡か三河のように思います。

予定より少し遅れて16時少し過ぎ(日本時間、以下同じ)名古屋空港に到着しました。私は名古屋空港は初めてなのでどんなところかと楽しみにしていたのですが、予想以上にこぢんまりした空港でした。ボーディングブリッジをでて階段をおりたらすぐにイミグレーションがあり、その先にバッゲージクレイムのターンテーブルがありました。ここではでてくる荷物をジャンボジェット1機分の乗客が待つわけで、一番混雑していました。自分のスーツケースはもちろん、ホノルルの免税店で買った酒・煙草・香水類は直接まとめて運ばれ、ここで初めて自分の荷物として受け取るわけですからそれを見つけるのに手間をくうわけです。私はスーツケースとスポーツバッグとその直送荷物1つだけだったのでわりと気楽に見つけることができました。中にはレシートを見ながらいつまでも自分の荷物を待っている人もいました。

税関で私が受けた質問は、“グループの旅行ですね”“はい”“何か他の人の荷物を自分の申告にして預かってませんか”“いいえ”“これ(スポーツバッグ)の中身は何ですか”“主に衣類です”。3つもありました。私の前の女性2人組はフリーパスだったために、質問はないだろうと油断をしていたので焦りましたが、それだけで、実際に中身のチェックはありませんでした。やはり私は人の買い物を背負い込むようなお人好しに見えたのでしょうか。係官がスポーツバッグを押したときに、中に入れてあったフラ・コスプレセットがすこしガサガサといっていたので、これも不審に思ったのかもしれません。
私たちのグループの中に一人だけ荷物を開けられた人がいて、この人は私たちから見ても荷物の中にトカレフがあるんじゃないかと思うようなルックスだったので、さすがにプロの目は鋭いなぁと感心しました。

外へでるとちゃんと地元の1BOXタクシーが2台迎えにきてくれていました。これに乗ってR41を北上し、途中の可児市土田で夕食を食べてから最初と逆の順序で一人ずつ送り届けながら戻りました。自宅についたのは19時を少し過ぎていました。
このあと、別に時差ボケもなく、次の日から仕事に復帰しました。

エコノミーシート
 往路でエグゼクティブシートだっただけに、帰路のエコノミーシートはさすがに血流不良にもなるよなぁって話。
 単純に運賃を比べるとエコノミークラスの運賃はファーストクラスの1/4とか1/8だから4倍~8倍の人数を乗せなきゃいけないわけです。なんだか高速バスの4列シートみたいなもので、健康で元気な状態でチャレンジするものだと思いました。中高年向けツアーでビジネスとかクラスJとかの設定があるのもわかる気がします。ただ、気圧が低いせいでアルコールがすぐ回るので眠ってしまえばこっちのもの。今回も時差ボケもなく、帰国翌日から仕事にも復帰できました。

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