勤続10年休暇を利用して、97’春休みファミリーハワイ旅行に行って来ました。海外旅行が初めてで、右も左も分かりませんでしたが、家族の絆が深まり、楽しい旅行となりました。
子ども連れで初めて海外旅行する方へアドバイスできるように、旅行までの手続き、ハワイでの行動などをレポートします。
(当時、子どもたちは小学2年と年長組でした。文中の価格、店舗などは変更されている可能性があります。)
ツアー情報の収集にも、インターネットを活用。「ハワイ」で検索すれば、現地の情報も簡単に手に入れられる。
(1)「個人のホームページ」で生の声を
(2)「旅行会社のホームページ」で格安情報を(街には置いていない資料を取り寄せられるよ〜)
ちなみにマキノ家のツアーは、パンフレットを比較して、ジェットツアーに決める。決め手の資料は、インターネットで取り寄せたものだった。この時期、大手は安くても15万ぐらい、それに比べたら安いのが見つかったかな。子供割引はないけどね。まぁ結果的には、十分満足できたツアーでした。
ヒルトンハワイアンビレッジは、プールが大きくて3つもあり、ホテル内でも遊べることが、カミさん選択の理由。ショップも多く、大満足のホテルであった。
1月27日、旅行会社(勤務先の系列会社)に申込。申し込みが遅いので、空いているかドキドキだった。「空席あり」ということで即申込み〜。このときに幼児食(チャイルドミート)も申し込んでおく。
2月17日予約金をいれる。
ツアー | ジェットツアー ヴァカンスクラブ ハワイ特撰コース |
期間 | 97年3月26日〜3月31日(4泊6日) |
飛行機 | コンチネンタルミクロネシア航空 |
ホテル | ヒルトンハワイアンビレッジ(部屋指定なし、食事なし) |
代金 | ¥117000×4名(そのうち予約金は¥20000×4名) |
申請準備には、「住民票」と「戸籍」が必要。家族で申請する場合、戸籍は家族用1部でよい。(住民票も、もしかしたら1部でよいのかも。)住民票は、本籍の入ったものを。
申請書は自宅で書く。パスポートのサイン欄は、小学生以上は自署が必要。小学2年生にきれいな字は無理、枠に収めるのが精一杯。パスポートに記念サインすることとなりました。
パスポートを申請に、有楽町の交通会館へ。申請は平日のみ(土日祝日休み)受け付けなので、会社を休む。本人が行く必要があり、家族でお出かけ〜。(97年2月5日に行きました。)
まず、何軒かある隣接の写真屋でスピード写真と、申請書のコピーを準備。パスポート申請は、混んでいたけれど流れが速く10分待ち程度。(季節により混むでしょう。パスポート受け取りの日は、すごく混んでいたなぁ。時間帯もあるのかも。)
パスポート受け取りも、有楽町の交通会館。これも、平日のみの対応。本人の出頭が必要なため、またまた家族でお出かけ。申請と違い、受け取りは全然混んでいなかった。(97年2月17日に行きました。)
受け取りには、次が必要
(1)申請時にもらった引換書(自署と印鑑が必要)
(2)住所確認のために家に送られてきたはがき
(3)本人を示す免許書、保険証
申請準備 | 区役所 | 住民票(本籍の入ったもの) | ¥300×4部 |
戸籍(家族で1部) | ¥300×1部 | ||
申請時 | 申請所に隣接しているカメラ屋 | スピード写真代 | ¥1500×4名 |
申請書の正副コピー代 | ¥50×4名 | ||
受け取り時 | 申請所 | パスポート申請費(大人10年用) | ¥15000×2名 |
パスポート申請費(子供5年用) | ¥5000×2名 |
成田へは、家から歩いていける箱崎シティエアターミナルを利用する。ここで思わぬ拾いもの、JCBカードが発行している小冊子「JCBパスポート」を手にする。中は割引券の嵐。旅行に行くならこれを使わない手はない。海外各方面別に小冊子あり。(各カード会社別にありました。)
エアポートバスで60分、成田空港へ。ツアー集合時間のちょっと前に到着。窓口を確認するも、誰もいない。時間をつぶし、再度集合時間ちょうどに行ったら、なんと長蛇の列。窓口は一人のため、受付するのに45分も掛かりました。済ませた人から自由時間になる。早めに並ぶか、割り切って後から並ぶか、した方がベター。
受付では、荷物を預け、引き替えにチケットと、ここでも割引券付きハワイ冊子などをもらう。幼児食となっているか再度確認。出発までの1時間弱は、ビル屋上から飛行機見学。
18時40分発、CS908便で日本を脱出。8時間でハワイだ。
飛行機の中では、当時の最新映画「逃亡者」を日本語吹き替え版で上映していた。観たかったが、明日からの行動と、どうせ帰りも上映するだろうと考え寝る。しかし、帰りは別の映画だった。機内食は、ビーフかチキンの選択。幼児食の方は、エビフライ、ゼリーとか。まぁ、あまり期待しない方がよいだろう。
現地時間、朝6時に到着。日本時間は深夜1時だ。明るいせいか、眠くはない。南国の甘いココナッツのにおいが、マキノ家を歓迎する。が、子どもたちは「何、このにおい!」。
なれない英語で入国手続き。審査官によってもチェックの時間がだいぶ違う。早い審査時間の人を選ぼう。ちなみにマキノ家は、日本語べらべらな人にぶつかり、社長とモデルの一家とおだてられました。
40分もツアーの送迎バスを待たされて、なんだか知らないがお土産センターへ。朝の7時から、みんな働いていることに感激するパパ。ハワイアンも勤勉じゃん。お土産には手を出さず、異国のコーラー自販機に感激している子どもたち。来て良かった〜。
このあと、さらに移動し、ツアー説明会に。ここで、オプションナルツアーを申し込む。値段が高いのか、最初なので比較できないが、面倒なのでここで申し込むことに。
結局ホテル前に降ろされたのは、到着から4時間も経った午前10時であった。この辺の行動は、ツアーガイドに説明されていなかったので、出発前に確認するのがコツですな。
オプショナルツアーは、サブマリン(潜水艦)【大人85ドル、子供50ドル】と、サンセットディナークルーズ【大人110ドル、子供85ドル】に申し込む。あと、ツアー申し込み時に、免税のお土産なども申し込める。
ホテル内ツアーデスクで、チェックインの確認。アーリーチェックインではないので、すぐには部屋に入れない。でも、14時には部屋に入れるとのこと。こりゃ、ラッキー。荷物も部屋に運んでくれるとのこと。(なくならないか、心配したが...)
時間もあるので、ヒルトンハワイアンビレッジから、アラモアナショッピングセンターまで探索がてら、歩いてみる。地図では歩けなさそうな距離だが、実際は15分程度だ。スコールにあう。これぐらいのにわか雨はいつものことらしい。旅行中、山の方はいつも曇っていた。
とりあえず、お約束のおもちゃ屋へ。こっちにしか売っていないレゴブロックを買ったつもりだが、帰国後、ダイエーでも売っているものであった。その他、バービー人形、大きな浮き輪の購入と、狙いのお土産店を下見して帰る。
チェックインは、ホテル内ツアーデスクで代行してくれていた。ダイヤモンドヘッドタワーの12F、ツインルームを二つ。部屋指定の保証なしとのことだったが、隣り合わせを配置してくれている。部屋は広く、ベランダから正面ではないが斜めに海が見渡せる。窓はさびかけて締まりが悪いが、満足の部屋。早速日本語対応のフロントに連絡し、部屋をくっつけてもらう(連絡用の扉を開ける)。テレビの館内案内(日本語放送)で、施設をチェックする。また、様式の差から来るトラブルなどの簡単な英会話講座も放送していた。
夕食は「田中オブ東京」という、パフォーマンスしながら料理してくれるステーキ屋へ。ワイキキの街の中を歩いて行く。予約はしていなくても入れたが、おもろいコック、いい席に当たりたいなら予約した方がよい。子どもたちも楽しみにしていたが、食べているうちに睡魔が。飛行機の中は、興奮して眠れなかったようだし、昼間歩いたし。一日目は無理せず休むのがいいようだ。子供には、ちときついね。
21時頃、海岸沿いを歩いて帰ってきた。治安が心配であったが、結構人通りがあり、思ったほどでもなかった。翌日以降、もっと遅い時間に歩くようになった。
さすがによく寝て、遅めの朝食は、ホテルのカフェでパンとコーヒー。注文は、カタコト英語と、ジェスチャーで何とか通じるもの。支払いもホテルのカードシステムで現金不用。自室のテレビからカード利用料金が確認できるシステムだ。
10時30分から、サブマリンだ。
サブマリンは、このホテルの1F専門ショップが受付。行ってみると、日本人観光客で大混雑。船で沖に行き、サブマリンに乗って、戻ってくるコース。オールカタコト日本語のガイドで安心して楽しめました。後で考えてみると、日本人だけの回だったのね。
サブマリンから観た海中は、よくいる熱帯魚って感じで、大人にはそんなに感激でもなかったなぁ。まぁ、潜水艦に乗り、水深20Mも潜っていること考えれば、話のネタにはなるね。沖に行く途中、船から見た自然のイルカの方に感激しました。サブマリンの空調(例の実習船のオイル臭さね)と、船酔いを心配していたが、こちらの方は問題なし。
13時に部屋に戻り、ビーチへ。いやー、子供はタフだね。ビーチは半分程度が日本人って感じ。タオルは無料で貸してくれる。ビーチパラソルを借りるところで、20ドルもするサンオイルを買わされる。なんでも日本から持ってきたのは、紫外線量が合わなくて、子供がやけどするとのこと。たぶんウソだと思うけど。海は遠浅で波もなく、さすがにきれい。
16時頃、ボーイがビーチパラソルを回収しに。領収書を見せて、金払った客なので持って行くな、とカタコト英語で抗議するが、通じない。周りを観察すると、どうやら一日制ではなく、時間制らしい。
夕食は、ワイキキのロイヤルハワイアンショッピングセンターへ。アメリカンなスパゲティ屋に入る。お世辞にもおいしいとは言えない。味ではなく、量で勝負というのがアメリカン。帰りにマクドナルドに寄る。ハッピーセットのおまけは、日本に比べてせこい。
佐久間さんからの、ありがたいアドバイス(本人はさぞ苦労されたでしょう...)をコラムにしました。現地調査の結果、この場所は「アストン ワイキキ シェア」の角と思われます。(97年5月15日のメールより引用)
昼休みを利用して”肩にオウムを乗せた外人”事件の説明をしましょう(”外人”といってもハワイでの話なので、我々日本人が本来”外人”なのですが)。 思い起こせば5年前の新婚旅行。夕食をとろうとレストランを探しに、ハワイのワイキキビーチ沿いの歩道を歩いていたときのこと。すぐ前方に肩にオウムを乗せた図体のでかい悪役レスラーの様な外人(以下オウム野郎と称す)が歩いていました。 「さすがぁワイハ〜。トロピカルムードたっぷりやなぁ〜」と、楽しそうに会話をしていた我々に気づいたのか、オウム野郎は振り返り満面の笑みを浮かべて、突然何やら話しかけてきました。どうやら「僕のオウムと、楽しい旅行の思い出に写真をとらないかぃ?ベイビー」と言っているようでした。 こちらが何も言う間もなく、無理矢理オウムを私の肩に乗せ、我々2人を並ばせ、かみさんが持っていたカメラを取り上げ2枚写真を撮ってくれました。 「アメリカ人はフランクで日本人観光客に親切やなぁ」と思った矢先、低いトーンで「撮影代よこせ」ときたもんだ。額は覚えていないが、法外な(もともと違法だ!こんな商売)お金を請求されました。 海外出張の多い私は、こんなこともあろうかと(ホンマかいな?)、$50のトラベラーズチェック(TC)を1枚だけ入れたダミーの財布を持っていました。 「旦那、あいにく今はこれしか持ち合わせがございませんで。勘弁してくだせぇ」と言う私の英語が通じたのか、それをふんだくって去っていきました。 相手が目の前にいると低姿勢だが、去ってしまうと強気になる私は、無性に腹が立ってきたので、オウム野郎があのTCを換金する際にとっつかまえてもらおうと思い、ホテルに帰ってから住友VISAのL.A.支店にTELしました。 ハワイは夜の9時、10時くらいでも、時差の関係でロスは確か朝の3時、4時くらい(だったと思います)。たかが$50(当時¥5,000くらい?)のために気の毒だと思いながらも、たたき起こしました。電話に出たのは日本人。オウム野郎に取られたとはさすがに言えず、ワイキキビーチで財布を落としたことが表向きの理由になっております。TCの番号も控えており、且つ私のサインも入っているので、換金するやつが現れたらストップさせるよう依頼しました。 結局この$50は帰国後手続きをして戻ってきましたが(為替損や手数料が引かれ、実質損してますが)、これはあくまでも住友VISAの保証による支払いであってオウム野郎が捕まったわけでもありません。マキノも目撃したということは、5年たった今も相変わらずまだ商売してるのですねぇ。ハワイ警察のバカヤロ〜! だって大通りで堂々と麻薬の売買もやってたゾ。取締まる気があんのかぃ? ということで、オウム野郎には気を付けましょうという有り難いお話でした。あの時の写真は今も我が家のハニームーンアルバムの中で燦々と輝いて残っています。オウムを肩に乗せたあのスナップの無邪気な自分の笑顔を見るたびに、はらわた煮えくり返る思いです。 |
今日はホテル内のプールへ。プールサイドのカフェで食べた「ラウンドピザのチーズピザ」がVeryGood。日本では味わえない、本場の味。ハワイで一番おいしかった。
14時からアラモアナショッピングセンターへ。この日は快晴で、強烈な日差し。こんどはバスで行ってみる。ドライバーは、気のいい女性、日本では女性バスドライバーなんて見ないよね。お土産を買い、帰りに、ケーキと朝食のパンを買ってくる。ここではJCB小冊子の割引券がホント役立ちました。
お薦めのお土産は、「白木屋のパパイヤ」。検疫のすんだものを、空港までもってきてくれて、かつ成田で受け取れるというもの。オプショナルツアー申し込み時のものに比べて、全然安い。お店の人は、おもしろい日系人で、ここの店全員が日本語OKとのこと。パパイヤは、安くて味も最高でした。また5ドルで買ったTシャツも、安くても生地がよく、お気に入りです。あと、そこら中にあるコンビニ「ABCストアー」もお薦め。面白い小物がありますよ。ただし、大きな店舗に行くこと。小さい店ではお土産は置いていませんでした。
マキノ家用には、予定の「手動のコーヒー豆を挽く機械(なんて呼ぶのかなぁ)」、「ハンドル式の缶切り」を買ってくる。コーヒー機械は、ギリシャ製だったが、スリムでアウトドアでも使えるもの。いい記念になりました。
いよいよ滞在も最終日。午前中は水族館「シーライフパーク」へ出かける。この頃には勝手知ったるもの、無料送迎バスの時間を調べて乗って行くことができました。これが大正解、小1時間の道であるが、ワイキキ街、XXさんの別荘、ハナウマ湾、XX山などとガイドして、寄り道しながら進んでくれるのである。ガイドは英語だが、愛嬌のあるおっちゃんドライバーで、みんな笑っていた。英語に強い人は、楽しめるでしょう。最後にチップをお忘れなく。
シーライフパークでは、イルカショーなどを見学。でも英語のガイドなので、子どもたちには今一歩受けなかったみたい。ワイキキの浜を離れると、発音が悪いのか、英語が通じない。パパの英語ってそんなもの?、と冷たい視線。園内のショップで、ハンバーガーとフライドポテトを買うのにも一苦労。メニューの”FRANCH”って、ポテトのことなのね。
16時から、送迎バスでディナークルーズに出発。船は10000トンぐらいかなぁ(一般人にはわかりにくい表現だよね)。ワイキキ沖を往復してくるコース。ロブスターにステーキのフルコース。ワイキキとダイヤモンドヘッド、青い海に落ちる夕日を、目に焼き付けてきました。空が真っ暗になる頃に港へ。双眼鏡で星を見ている人が騒いでいる。コメット?、そうちょうどハールポップ彗星を見ることができました。木星ぐらいの明るさだったよ。
送迎バスで、21時頃ホテルへ帰ってくる。急いで帰りの荷物整理。お腹は一杯なのだけど、どうしてもあのピザがもう一度食べたい。明日は時間がない。決断して、23時まで営業してるホテル内ピザ屋でテイクアウトしてくる。ベランダで夜景を見ながら、思い出をしまい込むようにピザを食べた。なんてキザな...
9時にチェックアウトを済ませる。フロントは日系人ぽい人を捜せば、日本語OK。10時30分のツアーデスク集合時間までに、朝食を済ます。最終日にして初めてホテル内のビュフェに入る。ちなみにビュフェは、バイキングに相当する食べ放題スタイルのこと。
送迎バスで空港へ。ツアーガイドには詳しく説明されていないが、空港往復も、オプショナルツアーも、専用バスの送迎付き。お金は掛からなかった。この辺も、事前に確認した方がいいかも。
空港では、形だけスーツケースを開けさせられた。中身までは見ない。お土産のパパイヤも、用意されており、免疫所を通って、成田で受け取れるとのこと。
13時15分発、CS907便で成田へ。昼間だし、日を追いかける方へとフライトしていくので暗くならず、なかなか眠れない。帰りは、ウーピィゴールドバーグのビジネスコメディ、ともう一本映画を見る。日本時間17時すぎに到着。帰りと反対の道のりで家へ。
結構英語が通じるのに味を占め、次回は旅行会社を通さず、格安航空券と、ホテルへ直接予約を取って行こうと企むカミさんであった。ホテルの予約は、インターネットでパパの役目とか。なんだカミさんは、全然英語使わないじゃん。
っということで、長くて短い楽しい旅行となりました。ホントはこうして書いていることより、家族で遊んだこととか、夕日に向かって走ったこととか、ボーとしていた時間の方が、思い出になっているよ〜。またみんなで行こうぜハワイ。アロ〜〜〜〜〜ハ。