Kamの筏用ダンゴの作り方


 筏カカリ釣り用ダンゴの作り方
 
 ダンゴの作り方ですが、私は堅めのダンゴを作ります。
 配合はベースに渡船屋の土(山土)&サナギ+丸キュー「粗挽きサナギ」+丸キュー「オカラダンゴ」を使います。
 あとは時期によって赤アミ・オキアミ・丸キュー「チヌにこれだ」・丸キュー「チヌドリップ」・はごろもしゃきっとコーンなどを配合しています。
 一桶当たりの分量としては、初夏〜夏にかけては、解凍済みの赤アミレンガ2つとオキアミのレンガ1/4切り(お店で普通に売っているもので一番大きい奴)を半分使います。
 夏〜秋にかけては、赤アミを使わずコーンを一缶(140g)使うことが多くなっています。
 
 ダンゴを海中に投入した後、少々ばらけながら(少し煙を出すようにばらけるのが理想)落ちる様に調整します。
 
 まず、渡船屋から貰った土を別の桶にあけ、桶を空にします。
 空の桶に1袋オカラダンゴを入れます。
 海水は、オカラダンゴ(1袋)の体積の同量〜1.5倍で含ませます。(「チヌにこれだ」を使う場合は海水を少な目にします)
 
 赤アミを使うときは、解凍レンガ2個+海水少々で調整します。
 また、赤アミを使うときは、先に赤アミと赤アミの量の1/4位海水をいれ、完全に溶かしてからオカラダンゴを入れます、そうしないと、予想以上に水分がでるので、調整が難しくなります。
 さらにオキアミを混ぜる場合は海水は入れません。
 
 水分をオカラに含ませるだけだと、サナギ・土と加えていったら最初はかなり水が足りないように感じますが、よ〜く混ぜると、程良く水分が回るようになります。
 サナギは、マルキューの「粗挽きサナギ2.2kg」を1回に2/3位使います。(渡船屋から貰うサナギ1袋があるので、ちょうど2.2kgで2回分使えます。)
 
 オカラとサナギをよーく混ぜてから渡船屋の土(山土)を加えます。
 土の量は、土で桶の9割くらいまで埋める感じです。
 
 ダンゴの堅さは着底後、魚が2〜3回つついたら割れるぐらいで調整します。
 大きさはテニスボールくらいです。(釣り始めのうちは、撒き餌として2まわりくらい大きめにするときもあります)
 
 着底後のダンゴの割れ方の調整は、水分で行うのではなく、握り方で調整しています。
 配合土が乾いてきたら、軽く表面に水をかけて、元の水分量に近づけてやるだけです。
 
 最近では、1回当たりのダンゴの量を少なく(3/5位)にして、1回当たりのダンゴ作りにかかる時間を短縮しています。
 量が多いと、混ぜるのが大変なので、少なくして回数(2回→4回)が増えても、全体としてダンゴ作りにかかる時間は少なくてすみます。
 また、海の状態によって、ダンゴの配合を変えやすいので、メリットがあります。
 
 ※なお、鳴門市堂浦(ウチノ海)の釣り方は、柔らかめのダンゴに餌を包み、着底後に手でハリスを引き抜いて餌を出すやり方が一般的だそうです。