2008年1月4日                     

雑木林の遊歩道」の作者、もんさんと里山へ初詣。
恥ずかしながら、備忘録すら残さず5年半も放置したため、耄碌しつつある頭のメモリーにはほとんどデータが
残っていなかった。ダイジェストで失礼します。
もんさんのHPに余すところなく語られているので、是非ご覧ください。


ここは、かつて車道を走行中、川の対岸のクヌギ林が気になっており、藪の少ない季節に来てみた次第。
直線距離は近いのに、谷を超えて歩くと重労働。



休耕田に佇む台場風クヌギ。
かつて、田に埋める「刈敷」を行っていた名残だろうか。
あるいは、埼玉でも天蚕が盛んな地域があったらしいので、ヤママユガのエサとして刈られたのかもしれない。
余談だが西ヨーロッパや北欧の農業地域にも、目の高さで萌芽更新をして台場クヌギそっくりの形になった木がある。
これを、「ポラード」というらしい。世界名作の本を読んでいると、ちょっとした田舎の風景の挿絵にポラードが描かれているので、
クワ好きは、一瞬にやりとするかもしれない。



山裾の緩斜面。ボコボコのクヌギが集中していた。なぜこのような、あばた面になるのか?
枝の伐採痕が変形するのだろうか。



ため池の反対側に、陽光を浴びたクヌギ林がキラリ。これは理想的な状況。



きり絵作家、滝平二郎氏の題材にありそうな郷愁迫る風景。










日没まで、お疲れさまでした! 
これで、2008年も幸先良いスタートが切れました。(と書いたのは2013年)