2006年3月13日

目覚ましのベルが春眠をガシッッと切り裂く、けだるい月曜の朝。
昨日の悩みを引きずってか、なんとなく気まずいマイ・ハート。
きょうは探しモノを「人材」から「材」に変えて、いざスタート! となるのだが・・・。

たぶんクヌギとは縁のない一日だろう。
派手なめくれも、瞳が吸い込まれそうな魅惑的な洞にも”ご縁”がないであろう。
「縁がない・・・」
そう、これは昨日の自分が何度も心の中で反芻したセリフ。

約20年間、夜空に輝く星のようにそれぞれの道を歩んできた若者たち。
私はそのどれ一つだって、いままで望遠鏡で覗いたこたァございやせん。(←当たり前)
それなのに、1枚の書類の自己申告とたった15分間ポッキリ&ノータッチ(笑)のコミュニケーションで、
その情熱やら能力やら協調性やら責任感とやらを評価しろなんて、無理難題もいいところ。
人の一生を左右することの重さ、そして運命・・・♪ジャジャジャジャ〜〜ン♪
結局、”縁があるorない”っていう古典的な言い回ししかできませんなァ・・・合掌。

じつは、ポイント探しも人材探しとまったく同じ(だと思う)。
地図やネットの(粉飾?)採集記を鵜呑みにするだけでもおそらくダメ。
林の入り口を一瞥して、「だめだこりゃ」って早々と見切りをつけておきながら、
後日よくよく探してみたら奥のご神木に心ときめいて、
「あ〜ホントはいい場所(ヤツ)だったんだ〜」って己の浅はかさに気づくこと数知れず。


さて話は変わるが、アカマツとクヌギの間柄も実に困ったものだ。
ここ丘陵地で生きていく条件は相反している、といっても過言ではない。
一方は湿った平坦地や谷沿いを好み、もう一方は乾いた尾根が好き・・・など、
同じ場所に仲良く生えているためしがない。
まるで嫁姑のようだ。(←妙にリアリティがある)
ふだん住む環境が違うもの同士は、いったいどのようにしたら接するのか? 出会えるのか?
『ローマの休日』の王女と新聞記者、『王子と乞食』、『七夕の織姫星と牽牛星』、『出会い系サイトの男女』・・・、
どっこい、彼らはめぐりあえた。それは科学と歴史が立派に証明している。
数少ないチャンスをモノにして出遭った場所でこそドラマが生まれる! 
クヌギとアカマツ、そしていつになくドラマチックなネブトと私の関係。

そんな妄想にかられているうちに、ドラマが始まる現場に到着。
寒い! 雪がちらついてきた。
いいぞ、これはまさに『冬ソナ』のワンシーンではないか。
出会いと別れの予感が交錯。


いつしか時が過ぎ、待ち合わせ場所を何度も変えていく私。
数多くのコナラが目の前を無言のまま通り過ぎていく。
彼らは私に一瞥もくれない。(←逆だろ!それは)
そんな私を不憫に思ったか、やがて一本の老コナラが語りかけてきた。
「北海の獣は白き船に乗り、山の鳥と出会う」
なんじゃそれは? 白き船とはいったい・・・。



キーワードを咀嚼しながら彷徨ううち、ふと昨日のニュースで見た知床の風景が頭をよぎる。
はは〜ん、ふだん会えないアレとアレは、白き船によって出会えたワケね。
とすると、アカマツとクヌギにとっての『白き船』って何だろ?
う〜んそっか〜、やっぱ自然の力は偉大だよなァ・・・。
コナラさんアリガとね。じゃまた来るからね〜、バイバイ。
ドラマのクライマックスまで時間かかるかもしれないけど、もうちょい頑張ってみるわ。