2005年9月1日                     

見納めのつもりで近場へ行く。
見落としがちな高い樹液に、ようやくノコのペアとスズメバチを発見。
不思議なことに、いつも光を直射すると真っ先に落ちるはずのノコであるが、今日に限って
いくら照らしても微動だにしない。種の存続のため、最後の力を振り絞っているのだ。


しかし、それにしても今シーズンの市街地の林は悲惨な状態になった。
逐次写真はアップしていないが、目立つめくれはことごとく剥ぎ取られ、根元は空堀のように
深くえぐられたまま。大規模伐採による影響も大きかった。
来年以降、この「フィールド探検記」で近場のレポートを継続していくのはかなり難しいだろう。
「コンビニ採集派宣言」の声が、虚しく雑木林に響く。