2005年6月18日                       

スポーツ用品店でキャッチャーミットを買う。
回転寿司にしては旨すぎる店で腹ごしらえをしてから、ポイント方面の公園で練習。
ほどよく汗を流してから、探索へGO!

なんとかジュニア隊員にも県内でオオクワを樹液採集させてやりたいが、贅沢な願いだろうか。
なにしろ大人でさえ血眼になっているのだから・・・。
まぁ、無の心境でのんびりいきましょー。


例のオオクワの木は、めくれ奥に樹液が出ておりコクワが数匹。
ジュニア隊員の期待も高まっており、これから何度も訪れることになろう。



冬に見つけたクヌギは十分に樹液が出ており、スズメバチ、カブト、コクワなどがいた。



去年ミヤマがいた林へ行く。
オオスズメバチが飛び交い緊張する。
コクワしか見当たらない。


去年もんさんと来たとき、ホタルが舞っていた休耕田。
ぬかるんで近づけないが、ヤナギもありクワガタがつきそう。



ここも去年ミヤマがいたところ。
この近辺から奥は、スジクワガタが多くなってくる。



休耕田のすぐ近くの新ポイントへ。
捲れクヌギが数本あるが、林内で日当たりが悪いせいか、樹液の出が悪い。
次回に期待。


さらにクヌギ巨木が林立する新ポイント。
深い洞が何ヶ所もある上、樹液も潤沢に出ており今後も期待大。

▲とくに左上にあるカブトがいた洞は、いかにも大物が入りそう。


もんさん、ヤマトさんと探しあてたクヌギへ。
今日ノコギリクワガタを見たのはココだけ。
田んぼからはカエルの大合唱が響く。



ここでいったん帰宅。
ジュニア隊員を降ろし、単独探索へ。


下見で見つけた丘陵地の木へ向かう。
予め駐車しようと思っていた林道のふくらみに他の車があったため、
うろうろ低速走行してから、やむなくちょっと不自然な位置に幅寄せする。
いざ降車しようと思ったその瞬間だった。
消灯したパトカーがどこからともなく現れ、すーーっと後ろに近づくとピタリと停った。
まるで樹皮めくれにクワガタのように潜み、不審者を見張っていたかのよう。

警官が二人降りてきて窓越しに、
「何をしているんですか?」
「昆虫採集です」
二人はちょっと信じられない、といった顔つきのリアクション。

ここで採集行為を証明しようと焦るあまり、先の曲がった”掻き出し棒”などを提示してはいけない。
こんなときジュニア隊員がいれば、疑われずにすむのに・・・。
しかし幸運にも、車内のミニケースには、本日唯一採集したカブト1♂が入っていた。
水戸黄門の心境で窓からケースを突き出しながら、
「さっきまでこどもと一緒に採ってたんですけどね、『コレじゃあ足りない!』と言われて
私1人でまた探しに来てるんですよ」

お二方は実感と演技半々で、
「ほぉ〜、こんなとこでも結構採れるんだァ!」
(雑木林だらけのこんなところで採れなければ、いったいどこで採れるというのだろう?)

「ここは、街灯もなく真っ暗です。つまり夜間の立ち入りは”想定”していないからなんですよね。
最近ヘンな兄ちゃんなどもいますから、気をつけてください」
実際はもう少し長いやり取りがあったが、オヤジ狩りを心配して優しいお言葉をかけていただき無罪放免。
その後は相撲に勝った高見盛のように、意気揚々と採集を続ける。


しばし山道を進み、春の下見で見つけたいい感じのクヌギ、コナラ数本を見る。
順調に樹液を出していたがなぜか不発。
すでに誰か入っていたか?


次はとある病院近くの林へ。カブトとコクワのみ。


さらに移動し、トラックがビュンビュン通り過ぎるポイントへ。
ここは、以前マイティホームさんと来たことがある。
一度めくれが剥がされたクヌギは、僅かの樹液にカブトとコクワが集まっていた。
トラック近くの大クヌギはカラカラでがっかり。



念のため、シラカシの様子も見ていく。
はるか頭上、点のように染み出た樹液にヒラタが付いている。
よくもまあ、このようなイレギュラーで少量の樹液を嗅ぎつけてくるものだ、と感心。



窮地を救ってくれたカブトムシを恩返しのつもりで放し、帰宅した(笑)。