2005年6月5日                       

子供たちとサッカーや野球の練習をしに行った。
その広場は雑木林に囲まれているため、合間を縫って採集もできる。
この季節は、どっちがメインなんだかわからなくなってくるのだが。


▲下草に覆われ、ヤブ蚊も増殖中の雑木林。



▲根元から顔を出しているヒラタクワガタ。


子供が外国産の逞しくて強いクワガタを欲しがる。
アレの影響だ。
ショップに連れて行けというので、仕方なくホームセンターへ立ち寄る。
アトラス、コーカサス、スマトラヒラタなどがいた。
スマトラヒラタはペアでケースに入っていたが、メスはひっくり返って死んでいた。
ラベルに野生種と書いてある。
東南アジアからはるばる異国の地の店へやって来て、力尽きたか。
オスだけ値切って買おうかと思ったが、やっぱり踏みとどまる。

その後、休耕田でカエルや蝶、バッタなどをキャッチ&リリースする。
ホームセンターで買った、アリの巣観察用薄型ケースに、アリを入れて遊ぶ。
オオがいた洞にも寄ってみる。
クモの巣は撤退し、代わりにアリの巣になっている。

丘陵地へ移動。
クヌギ捲れに、小型のヒラタがいた。

しばらくぶりに、「ヒラタの御神木」を有する林へ寄る。
まるで参道のように、入り口から御神木まで道が出来上がっている。
コクワ、スジ、スズメバチだらけだった。

ようやく日が暮れてきた。
やっと地上5mくらいに、今シーズン初のカブトを発見。
どうしても採りたいというので、カブトのために脚立を使用。

▲カブトは地面に落ち、大騒ぎで下草を掻き分け探し出した。

またまた平地林へ。
ここでコカブトをゲット。カブトの仲間ということで喜んでもらえた。

さらに移動。
樹液が豊富なコナラが5、6本あり、ほとんどコクワの巣窟だったが、
ようやく今シーズン初のノコギリクワガタに出会う。



いろいろ国産種を探し回ったものの、
やはり子供は「パラワンが欲しい」など、いっこうに外国かぶれは
改まらない様子。
しかし、買おうかどうしようか逡巡しているうちに、ここらの雑木林でもパラワンが
見つかるかもしれない(笑)。