2004年7月31日 |
子どもがミヤマ(♂のみ)を欲しがっている。
今夜開催のPさん主催・灯火大会がいいチャンス!だったのだが、
町内会の行事に参加せざるを得ず、フリーになったのが22時過ぎというお手上げの時刻。
このまま一杯飲んで寝てしまおうかとも思ったが、シーズンも終盤なのでなんとか採集欲を奮い立たせた。
目標をミヤマとオオに定め、ポイントにむかう。
かなり高い位置に異様なコブとめくれがあり、ひときわ目立つクヌギ。
同定はできないが、カブトや大きな蛾、クワガタがたかっている。
いろいろ策を練って、いざ実行! というときに振動が上まで伝わったらしく、ボタボタ落ちてくる。
下のヤブを探すとまずは巨大なカマドウマ。
そして運が良いことに、ミヤマがヤブの枝に引っかかっていた。
別のクヌギにもミヤマがいる。
なんと、目の前でカブトとミヤマのバトルが始まった。
ファインダー越しに、ミヤマがカブトを大あごで払いのける瞬間をみた。
合わせて何回かシャッターを切ったが、悲しいかなデジカメのタイムラグ・・・。
しかし、ミヤマの強かったこと!
よく、「カブトが出始めるとクワガタが姿を消す」って言われるけど、
ミヤマには全く当てはまらないようだ。
▲左下に接近するカブトの脚。 ▲何回かの技の掛け合いのあと、 ▲勝ち誇り、見得を切る。
臨戦態勢のミヤマ。 カブトを撃退し見送るミヤマ。
つぎは、めくれに入りきらないでっかいお尻。
オオクワ並みの大きさだ。
▲40ミリオーバーの♀。爆産しそうな個体。
もうひとつミヤマポイントを回りたかったが、もう午前様もいいとこなので、
オオが待つ? 場所へ向かう。
やはりカブト、コクワ、スジ、ノコばかりか・・・と半ば諦めかけたとき、
手の届かないところにけっこう幅広の黒い影。
目視では判別できないので、デジカメで再生し拡大しよう。
斜めから見上げるとなかなか思うようにフォーカスが合ってくれない。
しかも立っているのは脚立の最上段。
脚立はもちろんのこと、自分の足も手も震える。
しか〜し!!
一枚撮ったところで、はるか下のヤブに絶望的な落下音が響く・・・。
しまった、手順を間違えたか。
▲やはり、ピンボケ。
なんだろうね、これは?
贔屓目にみるとオオクワの小歯or中歯型か?と思いたいが、
疑惑個体も真相もまさにヤブの中・・・
ということでお後がよろしいようで。