2004年7月24日                  

「通算100ヒラタ」まであと1と迫ったとたん忙しくなり、採集チャンスが激減。
そろそろ一気に決めてしまわねば、今シーズンの達成が危うくなるかも・・・。
ということで、ヒラタの可能性がある木を片っ端から回ることにした。

テリトリーのいちばん東のはずれに向かう。
根元に小さなめくれが残るクヌギは、ノコとコクワのみ。
つづいてトラックが横を走っていくクヌギ。
やはりノコとコクワ。


移動して、採集者銀座とも呼ばれる広い雑木林へ。
今年はこのエリアで、多数のヒラタがレポートされている。
樹液クヌギを2本見たが、根元の様子から毎日誰かが来ている模様。

車で中心部へ入っていくと、採集者と思われる車が一台。
ここのクヌギも不発。
雑木林の端のほうへ行く途中の樹液コナラも虫の影はない。
確実に先行者アリ。

4年前、初めてクヌギで採集した場所へ。
ここでもまた車が一台、のっそりと発進していく。
そのクヌギは樹液の噴出がいつも遅く、完全に枯渇した年もあった。
1ヶ月前もカラカラだったので今回も黙殺しようかとも考えたが、見るとけっこう匂っている。
めくれ奥に紛らわしいコクワが数匹いて、確認に手間取る。


つぎはどこへ向かおうかと頭の中のヒラタナビをスイッチON!
そこで何気に隣のクヌギを一瞥すると、いかにも初々しい樹液。
しかしお決まりのカブト貸し切り状態。
一応記録写真を撮って目を上げると・・・、


いたっ! 
樹液から1mくらい離れた樹上に、28ミリのちっこいヒラタ。
記念すべき100匹目は大物ではなかったが、「初めて採集できたクヌギ」のすぐ隣ということで、
ちょっと因縁めいた感じも。


100体の採集データがそろったので、近々これを記念して「100ヒラタへの道」とか
「ヒラタ百景」のようなタイトルで総括をしてみるつもり。
たとえば、ホストはクヌギが○%、コナラ○%、シラカシ○%で
採集した木は5年間でどのように変化したか・・・など。