2004年7月17日                  

マイティホームさんと現地集合し、昨年下見した場所を回る。
RRRRRRRRRRR!(携帯の呼出し音)
私「あ、もしもしマイティさん? いま家を出たところです」
マイティさん「どうも! 実はもう着いちゃったんです!」
ひぇ〜、気合入りすぎ!
マイティさんは、灯火ポイントで私の到着を待ってくれることになった。
今夜は月齢が良い。全国津々浦々で灯火採集が行なわれている。

10時過ぎ、ようやく現地到着。
飛来したクワカブですでにルアーケースは満杯だろう・・・と思っていたのだが、
どういうわけかカブトやコクワすら飛んでこないとのことだ。
気温がやや下降気味だが、風もなく好条件のはず。
なかなか思い通りにはいかないものだ。

さて、灯火がダメならミヤマの樹液採集を! 
と林道を登り、さらに徒歩でクヌギ林へ向かう。
めくれクヌギが集中しているのだが、カブト、コクワばかりで
どうも大物のクワガタがいない・・・。

違う林道に入り、クヌギを見る。
ぶっといクヌギの上部に巨大なコブのようなめくれを発見し照らすと、
なにやら黒く大きいクワガタが見える。
釣竿でも出そうか・・・と思っているうちに、そいつは隠れてしまった。
ミヤマかノコの大型♂だと思う。

車を止め、クヌギ・コナラの林を見る。
ボコボコの木が多く樹液も出ているが、ここもやや生息密度が薄いか?
しかし最後に見た木は、そこそこ集まっている。


かなり広範囲にめくれていて、いろんなものがいる。

▲ノコとミヤマ。

ようやく、小型ではあるが樹液でミヤマを見つけた。
ここは、ノコ、ミヤマ、スジ、コ、カブトの混生地域だ。

つぎに、台場っぽいクヌギがある地帯へ向かう。
ボコボコの木が林立しているのだが、樹液がほとんど出ていない!
カミキリムシやスジしかいないのでさすがにがっかり。


さて、いよいよメインイベント?のオオクワ探索モードに切り替える。
ヒ〜コラヒ〜コラいいながらヤブをこいで、期待の木のめくれを覗く。
カブトがブンブン飛び回っている。
あとはコクワ、スジしかいない。


ここで猛然と雨が降り出す。
あともう1本だけ・・・、と粘って回るがコクワとカブトのシャワーを浴びる。
雨足は衰えることなく、高まっていたテンションを冷やしていく。
午前2時、撤収を決意。
しかし、今日は今日なりにベストを尽くしたと思う。
トップシーズンは、まさに過ぎようとしている。
あきらめずにあと何回かのチャンスに賭けてみよう・・・
と思いながらマイティさんと別れる。
アクセルを踏みしめバックミラーに目をやると、
雨に煙るクヌギ林のシルエットがゆっくりと遠ざかっていった。