2004年6月22日                  

台風一過で全国的に最高気温を更新。
昼は34℃まで上がり、夜でも25〜26℃をキープ。
これはきっとなにかが起こる!
熱気ムンムンの気象条件が、ムシたちのセンサーを刺激している。

▲じょじょに王様が幅をきかせてきた。


クヌギの根元に、小型のヒラタ♂がいるではないか。



なんとなく予感がして右側のケシキスイの下を掘ってみると、なんと♀もいる!
こんな写真アップするとまた誰かに思いっきり掘られちゃうかな???



ノコやコクワがたくさん張り付いているコナラ。



転進して、期待が高まってきためくれへ。
数日前はコクワが陣取っていたが、覗いてみるとどうもヒラタっぽい・・・。
やや苦労して取り出しに成功。
意地でもめくれを壊さないつもり。
ここも、写真アップしたせいではがされちゃうかな???



またまた転進。
シラカシの窪みに♀発見!
こんなカラカラの樹上にいるなんてめずらしい。
やはり熱帯夜のなせる業か。



で、30センチほど離れたところにもドルクスの姿。
一瞬コクワかと思ったらさにあらず。
わずかな窪みから染み出る樹液に頭をつっこんでいる。
これまたヒラタ♀だった。
さっきの個体と、このオアシスを巡って♀同士の争いがあったのかもしれない。



この木では昨年ペアを見ているので、この2頭のうちのどちらかは重複個体の疑いありと判定。
(♀も体長測定せねば・・・)
でも2♂2♀をリストに加えて、累計91頭。
ついに通算100ヒラタへのカウントダウンがはじまった。

今年はヒラタの当たり年というウワサもあるけれど、自分としては全然ラクに取れてるなぁという意識はない。
今日のような状況は年に一度あるかないか。
関西方面のプロは、年間1000頭のヒラタを採集するという話を耳にした。驚きだった。
このへんの雑木林じゃ、5年間で100いくかどうかだもんなァ・・・。