2004年6月10日                 

下草もなく歩きやすい林。
今日も先行者があったようで、樹液場まわりのヤブに「寝グセ」がついていたりする。
でもコクワがいっぱい残っているから、それ以外の種が目的だったにちがいない!(ふつーそうだよなァ)
ここは、「石を投げれば樹液コナラに当たる」という形容がぴったりするようなところ。
それほど密度が濃いわけだが、クヌギの捲れが全滅の今年は樹液コナラ様に頼るしかない。
樹液コナラの寿命は、ざっと3年ぐらいか。
一本枯渇すると、次の年には違う木が樹液を噴出させ、うまい具合にトータルバランスがとれている。
先日、まるち●さんたちが訪れてヒラタ2♂をゲットしたところでもある。
今年はヒラタが濃そうなので、また湧いているかもしれない。


これもコナラ。
樹上にカブトがいるが、まだごく少数だ。
ノコも裏側の高いところに残っている。
先行者は、目立つところしか照らさないタイプと思われる。
棒や網も持っていない。また、キック力がないか蹴り採集の発想がないようだ・・・
などとつまらん推理をしてみたりする。



二股コナラのちょうど股の目立たぬ部分に樹液が出ており、ヒラタが陣取っている。
先行者はここも気がつかなかったのかもしれない。


同じコナラでも、一昨年マイティさんとヒラタを採った木は樹液を出していなかったりする。
毎年、馬鹿のひとつ覚えのように同じ場所に通って飽きないのは、こんな自然の気まぐれが
けっこう楽しいからかもしれない。