2004年3月6日                 同行者 ヤマトさん、もんさん

●レパートリーは多いほうが・・・
カラオケや楽器の演奏って、それが好きな人であればレパートリーを増やしたくなるもの。
採集ポイントも、人に披露するためにあるわけではないが、なんか似たような心境で増やしたくなってしまう。
きょうは、日ごろマイクを奪い合っているライバル二人との下見活動。
フィールドに出るのは、ヤマトさんとは実に2001年10月以来、もんさんとはこれが初めて・・・というわけで、
ものすごく新鮮な気分だったりする。

◆第1ポイント
なごり雪が舞う早朝の埼玉路を走り、まずはやや標高の高い沢沿いの斜面へ。

▲ほとんど広葉樹ばかり。谷底に近いところはクヌギが多い。

ヤマトさんの予想では、ここはミヤマがいそう・・・とのことである。
その根拠は?と突っ込むと、右手には手品師が出したようにミズナラの葉が・・・。
さすが観察力が鋭い。まるで名探偵ホームズ。

▲隣の樹がクヌギの幹を貫通! めくれもある。

◆第2ポイント
いつも当意即妙のコメント&レスで定評の「ミスター掲示板」こと、もんさん。
実は野鳥観察の達人でもある。
きょうも双眼鏡片手に空を見上げ、「あっ、猛禽類だ!」とか叫んでいる。
ホントに鳥が好きなんだ・・・と感心していると、右手でカチカチカチとカウンターの音。
アレ? 鳥を数えてどうすんの? と思いきや、遠くの雑木林を見ている様子。
「むこうの林には、クヌギが35本あるね!」
さすがっっ、ほんじゃあヤブコギして行ってみましょ!

▲見るからに年季の入ったクヌギがありますね!

▲樹液が出れば有望な木が数本。素人の直感ながら、ここはオオクワが残っていてもおかしくないのでは?

◆第3ポイント
「太陽がいっぱい」という言葉がピッタリする田んぼ脇の斜面。



▲激しくめくれている。右の深い洞には何が潜むのか?答えは6月を待て!

◆第4ポイント
モミの巨木がチャームポイントの女の子・・・じゃなかった、クヌギ林。
ちょっとササを掻き分けると、ごらんのようなヤツが。モミ+クヌギ=○○○ だといいなあ。

▲触診で確かめるヤマトさん。どのくらいの樹液量だったか大体わかるそうです。(←ホント?)

◆第5ポイント
風通しがよく、植林帯と雑木林がモザイク状に分布しているエリア。
非常に期待できるところだ。

▲根元にはカブト、ノコ、スジ、コクワの死体を多数確認。夏は樹液が滴りそう。

きょうは、いつもよりはるかに「当たり」の木に遭遇する確率が高かった。
4打数3安打っていう感じ。
コースや球種に的を絞って打席に入ったからかもしれない。
さらに、相手チームの特徴を事前に”偵察”して臨んだことも大きいと思う。
しかし探索しきれなかった場所も多く、次回以降がまた楽しみ。
お二方、本日はどうもお疲れ様でした。