2003年9月30日 

駅の構内には日光や奥秩父など、紅葉のポスターがまぶしく輝き旅情を誘っている。
世の中がすっかり秋モードで足並みが揃ういっぽう、夏にしがみついているヤツもいる。
4日前に見かけたヒラタペアはまだいるか・・・覗いてみることにしよう。

突然、茶畑と雑木林の間でザザッという物音がする。
一瞬トトロか・・・と期待したが、狸だった。

▲この林に4年間来ているが初めて出会ったぞ! どの洞にいるんだ?

で、ヒラタがいた樹液の出ているめくれには、コクワのぺアがいる。
追い出されたのか!? と、探してみると・・・



すぐ下の乾いためくれに、ヒラタペアが体を縮めるようにして身を潜めていた。
このままでは体が乾いてしまうのではないだろうか?
風が強く涼しいので、動きも著しく緩慢になっている。


しかし・・・コクワは「風の子」だ。


北の風3m、気温は17℃である。
だいたいこのラインになると、南方系のヒラタにとっては冬眠体制のスイッチが入るのだろう。
しかし温暖化が進んで、気温が2〜3℃上がったりすると、勢力図は逆転するかもしれない。