2003年9月5日 

”残暑お見舞い申し上げます”という文面が、これほどピンとこない年もめずらしい。
むしろ、二度目の梅雨明けという感覚に近い。
今年は、近所の雑木林でスズメバチが非常に多く、樹液に近づくのはかなり危険な状態だ。
もうカブトの♂は亡骸になっており、♀だけがスズメバチと真っ向勝負しながら気丈に頑張っている。
子孫を残す、という本能のエネルギーの前には何者もかなわない。
それはスズメバチも同じ。
この時期、巣では新たな女王蜂と雄蜂が誕生しようとしているから、働き蜂(♀)も必死である。

きょうも、カメラを構えていると数回アタックを受けた。
ズボンが黒だったこともあり、一度はちょうど股間にぶつかって肝を冷やした。
まあ、不用意に近づく方が悪いのだ。
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▲初夏から出ているコナラ樹液はすでに枯れているものが多く、この時期はクヌギのほうが豊富に出ている。



クヌギの根元にヒラタらしい♂がいたが、やはり蜂で近づくことができず、手をこまねいているうちに奥へもぐられてしまった。
ノコももうやくワンペアを確認しただけで、さびしい限りである。