2003年7月22日 

暦は大暑というのに、梅雨寒という日々が続く今日この頃。
しかし、子供たちの夏はすでにヒートアップして、遊び一色、天国のような毎日である。
PさんとN先生親子と駅で待ち合わせして、カブトムシ採りにご案内した。
19℃と肌寒いので、虫が出てきているか不安だ。

ところが、1本目の樹液クヌギでいきなりカブト♂ゲット!
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その後も目指す木でノコ、カブトがことごとく付いていて、
ホッと胸をなで下ろした。
先生親子もとても興奮して、天然モノの迫力を味わってくれて
いるようだった。
コクワは一匹残らずど〜んどん採っていってね! と強調する私であった。


ビッグカブトも多く、最初は掴むのを怖がっていたお子さんたちも
どうやら慣れてきたようだ。


「羽音がする!」とPさんが言うので、辺りを見回すとなんと、
お子さんの肩にノコが着陸。飛んで火にいるプレゼントだね〜。



そんなこんなでうろついていると、「樹液食堂の24時間」で撮影した
コナラへ。いつもコクワしかいない穴に、54ミリのヒラタが!
ピンセットで取り出す私を見つめるお子さんに向かって先生曰く、
「おじさんは、毎日こういうめずらしいクワガタを採るお仕事してるんだよ〜」


十分採集を満喫していただいて、解散!
フフフ、これからがマニアの時間さ???
では久々に○○へ寄ってみましょうか・・・。
ここはヤマトさんもよく来るところで、すごいめくれがある。

めくれの内外にカブトとノコがいっぱい!
すると、突然後ろのほうでがさごそ!という音が・・・。
ヤマトさんがやって来たか! しかしライトの光が見えない!
そうか、さては光を消して我々を驚かそうとしているナ!
Pさんがライトを向けると、闇の中に光る二つの眼が!
かわいいタヌキでしたあ! 樹液に集まる昆虫を食べに来たのだろうか。

さて、別のクヌギへ。
昨年ヒラタの死体を発見したが、生体はいまだゼロ。
いい感じのめくれなんだが、見た目はゴキブリしかいない。


奥を覗いてみると、いるいる! さっきのよりでかい。
引っ張りだして、Pさんのノギスで厳密に測定すると58ミリ。
顎を開いて測ると60ミリあるが、それじゃ邪道?
やっぱだめですか・・・。 
飼育していた58ミリは2頭とも死亡しているので、
今シーズン初のお持ち帰り個体となる。


その後も2、3ヵ所回って長い夜は終了!
みなさんお疲れ様でした!