2003年6月30日 

6月27日にヒラタペアがいためくれを見ると、こんどはちがうオスが入っている。
まるで手品を見ているように、次から次へと沸いてくる感じの木がたまにあるが、
ここもそのようだ。


シラカシはどうだろう。
と見てみると、
カナブンの群れが現れている。
この瞬間、今シーズンのシラカシ採集の青信号は点滅を始めた。

日本(本州以南)では、ちょうど新成虫が這い出す頃が梅雨なので、
乾燥が苦手な彼らにとっては幸運というか、だからこそ代々交尾をして
進化して来れたんだろう。
梅雨が明けると、ヒラタの本格的な採集シーズンはもう残り少ない、という
感覚になる。猛暑でも湿度が低いと出てこられないらしい。
コクワとはずいぶん体質が違うんだなあ、とつくづく考えてしまう。