2003年6月11日(水) 『埼玉産ネブトついに発見!』 |
計画延期をせまる「降雨確率50%」をものともせず、Pさん宅へ急行。
いままで下見した場所から、ネブトのいそうなところをピックアップして、
どのくらい樹液が出ているか、可能な限り回りあわよくば生体採集を!という魂胆である。
まずは、ミニ台場から…。
▲なんと一本の幹がポッキリと・・・。 ▲しかしめくれ奥にはわずかな樹液。
さらに根元が樹液でグジュグジュのコナラへ。
▲いい感じだが、コクワやゴキブリのみ。
つぎはPさんが下見していたポイントへ移動する。
これが運命的な大ヒットになるとは・・・。
さ〜て、ここから画像が大きくなりますよん!
▲このクヌギだ! いかにもネブトがいそうでしょ!
ササをかき分け、根元に近寄ってみると・・・。
▲めくれだらけだが左半分がカラカラ。しかし右下に樹液が・・・。
めくれの中にはコクワやケシキスイがいっぱい。
そこでもしや、と樹液下の根元を木の枝で掘ってみると・・・。
一瞬、ひっくり返って脚をちぢめたゴミムシのようなものがみえた!
きっと、ちょっと土をかくタイミングがずれていたら気がつかなかっただろう。
何気なく手にとってひっくり返してみると、間隔の広いストライプと、特徴的な大顎が目に飛び込んできた。
と同時に、
「いた! ネブトだ!」と叫んでいた。ひさびさに興奮して声が1オクターブ高くなったような気が・・・。
▲サイズは21〜22ミリといったところ。後ほどノギスで計測します。
思わずPさんと握手! いや〜、今日は強行してホントによかった!
Pさんどうもありがとね〜!
気分もすご〜く楽になって、もう大雨になろうが、槍が降ろうがどうぞお好きに!
という現金な気持ちで空を見上げると、まだ天気は持ちそう。
まだ回んなさい! という天の声かと、探索を続けることに。
▲モミの大木とクヌギが多い林。
ここは人がかなり入っているようだ。
▲期待のクヌギだったがバッサリで涙…。
▲強烈な樹液臭を放つめくれコナラ。
半径300mのクワカブが集まるぞ!
▲よさげな里山は無尽蔵にある! が、ピンポイントをどう探すかだ。
▲いいですね〜。手の届くところにあるので今後期待!
▲最後に地元でヒラタペア発見!
これは♀のほう。
そして摩訶不思議だったのがコレ!
竹の切り株からかぐや姫・・・じゃなくてかぐわしい
白濁した樹液があふれ出て、ケシキスイやコガネムシがたかっているぞ!
竹林に棲息するネブトはきっとこれに集まるのね!と、妙に納得。
▲今度は、カブトやクワガタが集まるところを見てみたいぞ!
ではここで、ネブトと同居していることが多いスジとの比較画像を!
大きさも近いので、一瞬どっちかな?と迷いますが、
小型のスジ♂のストライプはずっと細いので、その違いがよくわかると思います。