2003年2月20日(木) ネブトはいずこに! (埼玉県) |
小雨模様の空をうらめしく見上げながら、アクセル吹かして発進。
しかし今朝の幹線道路は相変わらず渋滞中。
前の車は、屋根にスキーを積んでいる!(高そ〜←価格が)
私の車は、コタツ・・・じゃなかった脚立を積んでいる!(高そ〜←文字どおり高さが)
前の車は、助手席に美しい女性が座っている!(うらやまし〜)
私の隣には、採集道具入りのリュックが座っている!(裏山師)
前の車は、雪山を目指している!(白銀の世界)
私の車は、里山を目指している!(冬枯れの世界)
前の車は、助手席の人が食べ物を口に運んでくれている!(おいしそ〜)
私の車は、自分でおにぎりの包装をはがしてほおばっている!(こぼしそ〜)
でも、どっちの車も同じルンルン気分! いいじゃ〜ないですか幸せならば。
本当は、助手席にはPさんがいるはずだった。
…なのに、きのうPさんが先に行ってしまったから…(←ウソウソ)
会社休めなくなってしまった私がわるいのよん。
新規開拓は複数で行うのがベスト。ポイントの見逃しが減るもんね。
さてさて、そうこうしているうちに目的地に到着!
どーんと広がる湿地帯と雑木林。いやがおうにも探検隊の気分に。
今日はマジでコンパス持参。それほど方向感覚がくるってしまう場所なのだ。
長靴で湿地帯をズブズブと渡り、丘陵から丘陵へ。水量の多い夏季には厳禁の行為。夏季厳禁。
植生はさまざま。スギの植林、クヌギコナラ、松。下草のないところや笹がびっしりのところなど、
歩くたびに表情は変化するが、写真に撮るのはやっぱりクヌギが主体になっちゃう。
6月にのぞいてみたいクヌギだ。
しか〜し、今日のターゲットはこ〜んなヤツ。
実際はもっと土に埋もれているヤツの方がいいらしいので、
ひたすらそういうのを探して掘り起こしてみては、裏側を削ってみる。
移植ゴテもけっこう役に立つ。
1時間もやっていると腰が痛くなってくるので、伸びをしながら松から松へ。
出てくるのは、アリ、ムカデ、ミミズの御三家ばかり。
たまに甲虫だ!と思ったらゴミムシ。(←背中のスジが紛らわしいんだよね〜)
しかし、下手な鉄砲もなんとやらで、ポコッと空いた穴のなかにクワガタの腹が!
一瞬、やったか!と期待しながらほじくりだすと、スジクワの♂。
隣には樹液痕のあるコナラがあり、この点も今後ヒントになりそうだ。
薄日も射してきて元気も出たので、引き続き本命を狙うがなかなかどうして、探し方が
悪いのか本当にいないのか、いっこうに姿を見せてくれませぬ。
管理の行き届いたお手本のような雑木林。
手前のクヌギ根元にはカブトの山。
きっと昨日、Pさんもこれを見てるだろうな…と思いながら撮影。
写真ではわかりにくいが、根元に小さなめくれが多いクヌギ。
樹液も出そうなのでこんな木もいいのでは?
数十年後は立派な台場・・・かな?
その後車で、他のポイントに移動するなど悪あがきも実らず、
結局、ネブトの手がかりはおあずけに。
そうカンタンに見つかっちゃあ、面白くないし(←負け惜しみ100%)
これに懲りずに地道に探索をつづけてみるとしましょうか。