2002年10月14日 山梨県
今年、何度かあった山梨出張。
「ついでに林道沿いのヤナギをさがしゃ、ヒメオオなんか楽勝だろう!」
と、いま考えると
糖度100%の甘い考えを持っていた。
さらに思いつきで群馬の山奥にでかけ、ヤナギを散々見るもボウズ。

----とまあ、こんな伏線があってきょうはめでたく「ヒメオオ探索隊・ゴールデンツアー」に参加し必勝態勢。
わくわく気分、天気も快晴、無風、気温上昇といいことづくめの一日が始まる。
探索隊常連の、
Pさん、Tさん、かぶちんさん、花さん、
さらに、チョウ・クワガタ・カミキリ採集という守備範囲の広い
チューさんが加わり、
合計「十二の瞳」でスナイパーのごとくヒメオオを狙い撃ち・・・!?
▲ヤナギに富士。じつに贅沢な気分。 ▲まだ午前8時。植林が目立つがヤナギもちらほら。
いくつか林道の入り口で車を止め、徒歩でルッキングを繰りかえす。
今回は、新規開拓のほかに大事な目的が・・・。
それはなんと!! ヤナギの樹液を採取して
糖度を測定することであった。
▲ヤナギが枯れないようドーピング・・・じゃなかった樹液サンプルを採取するPさん。
この研究でひそかにノーベル賞をねらっているそうです。
糖度に関する研究報告は、PさんのHPをどうぞ!
▲ヒメオオがこのようにヤナギをかじりまくるのは、それだけ糖度が高いのでは? と考えられるからだ。
▲紅葉するのも、葉に糖分がたまり色素ができるから
だそうだ。
▲チューさんが採集したクジャクチョウ。越冬前に糖分
求めて飛翔中だった・・・という感じ。
で、肝心のヒメオオはいくら探しても見当たらない。アカアシすらいないので、どうやら越冬のスイッチがONになった
のではないかと、探索隊では結論を出した。
最後にかぶちんさんが急斜面を駆け上がり、決死の材割りに挑んだものの残念ながらここで終了。
帰宅前にせめて黒い姿を拝んでいこうと、地元のクヌギで元気なコクワを確認。
----こいつらが越冬するのはまだまだ先のようだ。