2002年8月29日 樹液採集(埼玉県)
6日前マイティホームさんと回った林へお出かけ。ここは下草がなく、樹間も適当なため樹液の出がすこぶる良好。
「樹液食堂の24時間」もここが舞台だ。「お店」として撮影したコナラは樹皮めくれが剥され「あばら家」に成り果てたので、
もうレンズを向ける気が起こらないって感じ。ちなみに今夜のお客は、大勢のコクワとノコのカップル。
人間の店も似たようなもん。雑誌などで紹介され、マナーもたしなみもない「興味本位のお客」が押しかけると、雰囲気に
敏感な常連客は去ってしまったりとかね。興味本位のお客さんはリピーターになりにくいから、結局数ヶ月で客足が遠のき、
店が寂れてしまうもんだ。
今夜はこの町内(林内)で違う店を当たってみることにしよう。まず、先日ヒラタがいたコナラの洞には、コクワが2〜3匹
入っている。このまま滞在してもらって、少しでも広い店内にしてもらおう。それが来年に向けての密かな楽しみでもある。
「剥がされる洞あれば作られる洞あり」(「捨てる神あれば拾う神あり」にちょっと似てるかも・・・)
▲この洞も、2〜3年かけて居住空間として十分な広さに成長した。
▲いままでカブトとコクワしか来なかった樹で、はじめてヒラタを発見。
好みのお店を探り当てる彼らの嗅覚には、逆立ちしてもかなわないな
・・・と感心してしまう。