2002年8月25日 樹液採集(埼玉県)
-----「これに乗りたい」とキミが言ったから8月25日はキャタツ記念日----
天才打者イチローを育てたチチローの話はつとに有名だが、その古典は「飛雄馬」を育てた「星一徹」に遡るだろう。
かといって、幼い体にくくり付けられた「大リーグボール養成ギブス」のように、ピンセットやマグライトを両手にぐるぐる巻きにし、
「採養者養成ギブス」を考案しても、天才採集者が誕生するかというと必ずしもそうでないらしい。(そりゃそうです)
 夏休みの宿題も完了したので、星一徹ばりに公園で野球の特訓をしようと思い立ったのだが、脚立を積んでいたのが災い?
して、真昼間のポイントへ立ち寄ることに・・・。
クヌギめくれの前に立てると、小一の子供が「自分に登らせろ!」と言う。全然怖がらずにトップまで登りめくれを覗くやいなや、
「ゲジゲジしかいない!」と誤った事実を断言する。選手交代し裏を覗くとノコやコクワがいるので下に落としてやると、
兄弟で大ゲンカしながら取り合いである。
▲ノコ長歯型のみ持ち帰り。
▲一番奥にはヒラタの♀が潜んでいた。
今シーズン全くお目にかかっていない♀がこんなところにいるとは意外であった。越冬個体のようである。
日が暮れて、スーパーへ買い物に行く途中に別の樹を見ると、カブトやコカブトも出ていた。
残暑がくれた最後の贈り物だろうか。