2002年6月19日 樹液採集(埼玉県)
昨日、約50ミリのまとまった雨が降った。梅雨前線上を低気圧が通りすぎるたびに、ジメジメとカラッの繰り返しとなる。
今日は朝から快晴。雑木林の葉や地面から、大量の水蒸気が立ち上っているのを感じる。
それは当然、虫たちの湿度センサーにも強力に作用したに違いない。
まず、樹皮めくれのあるクヌギに行く。この木をチェックし始めてから3年目になるが、カブトとコクワしか見たことがない。
ふと樹皮裏をのぞくと、コクワ並みの♂がいる。念のためアゴを確認するとヒラタであった。
今夜はクワカブが外出モードであること確信してさらに樹液回りを続ける。
ノコを中心にワイワイガヤガヤ、にぎやかな情景を見ることができた。
それはちょうど、ワールドカップの日本戦で街頭のモニターに群がるサラリーマンのようであった。
▲今シーズン大部分はがされためくれだが、はいっていた。 ▲約37ミリ。コクワがいないのは、彼が追い出したからか。
▲樹液面積が十分あれば、カブトとノコは共存共栄?
▲大歯型のノコが多いところでは、コクワもめくれで待機だ。