2002年6月5日 樹液採集(埼玉県)
入梅前の蒸し暑い日々。朝起き窓を開けると、亜熱帯の風に乗って樹液の甘い香りが漂ってくる。
僕は思わず、背中の重い羽根をこじ開ける。嗅覚のアンテナを研ぎ澄ませ、大空に向かってはばたく。
住宅地が足元に小さくなり、前方から海のように広がる雑木林がぐんぐん近づいてきた。
樹液の香りが濃くなる。右下45°の方向だ。ロケットが大気圏に突入するように、梢のうねりのなかへ落下
していく・・・。この幹を降りていけば、めざす樹液にありつけるはずだ。
満腹になったら、雨露がしのげ敵から身を守れる、とびっきりの住処をさがそう。
おっとその前に、ここで伴侶を見つけねば・・・。本能が叫んでいる。
▲今シーズン初訪問のクヌギ。めくれは十分だが樹液が不十分。コクワとゴキブリが数匹ずつ。
▲樹液コナラ発見! 遠くからも黒い物体が確認できるので、近づいてみよう。
▲太陽がさんさんと降り注ぐ日中でも、折り重なった樹木がバリアとなり有害な紫外線から守ってくれる
▲コバルトグリーンに輝く樹海へ突入してみよう!
▲海の底には、クワガタが集まる珊瑚礁があり・・・
海草のように、ツタが絡まっている樹液コナラもある
▲葉の陰で涼んでいるコクワや忙しく動き回るハナムグリもいる。
きょうの気温(黄色=採集時間帯)