2002年5月21日−樹液採集(埼玉県)
雨がちの天候が続いた後、久々の青空がのぞいた関東地方。日没後もまだほのかに暖かさが感じられる。
こんな晴れた夜は放射冷却により気温が下がるため、日没後1時間以内が勝負だろう。夏型の気圧配置なら話は別だが。
▲エゴノキ樹液にもコクワが来ている。 ▲コナラ樹液で今シーズン初のカブト♂を発見。
雑木林の中を移動中に、ブ〜ンという大きな羽音がする。まぎれもなくカブトだ。今夜は半月だが月明かりは
意外に明るく、木立の影が地面に映っている。カブトの眼にも月光が差し込んでいるに違いない。
▲クヌギの根元の樹液も豊富になってきた。ケシキスイだらけ。 ▲畑をはさみ反対側の林にもカブトが。
このままの勢いでカブトが出現し樹液を占領するようになると、他のクワガタが出づらくなるにちがいない。
もっとも、王者として君臨できるのもつかの間で、ほどなく鳥類の餌食になってしまう運命なのだが・・・。