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アニメフリークFX VOL.1

アニメフリーク1

ジャンルETC
発売日1995年8月12日
開発元NECホームエレクトロニクス
発売元NECホームエレクトロニクス
定価6,800円
購入日--
購入店名--
購入価格(税抜き)--

シナリオ--
グラフィック7.5
アニメ(画質)8.5
アニメ(動き)9
サウンド5.5
ゲームバランス--
操作性6.5
ゲーム性--
総合8

 FXならではのソフトの第1弾。「アニメフリーク」と名乗るほどに内容が充実しているとは言い難いのだが...
 特集の「赤ずきんチャチャフリーク」では,TVシリーズ最終話のアフレコから打ち上げパーティーまでの様子を見られる。現場の雰囲気が伝わってきて,なかなか楽しい。女神天国に人気キャラクター,リリスとのデートを体験できる「アイドルフリーク」は見ていて恥ずかしくなるが,リリスファンや声優の國府田マリ子さんのファンにはたまらないだろう。「ヴォイスフリーク」では声優の氷上恭子さんをとりあげ,彼女の魅力を伝えてくれる。TVアニメ「赤ずきんチャチャ」「ウェディングピーチ」のエンディングテーマをカラオケにした「カラオケフリーク」は,発想は単純だが非常にインパクトがある。女性声優陣の出演作品等を網羅した「データフリーク」は,「こんな作品にあの人が出ていたのか!」と再発見ができて価値あるものに仕上がっている。できればもう少し新しいデータがほしかったところだが。ほかにも,FXソフトのデータベースが入っているのも当時はけっこう重宝した。オリジナルアニメーション「プライベート・アイ・ドル」はPCエンジンの同名ゲームを元にしているが,別にゲームを知らなくても楽しめる(ゲームをやっていればより楽しめるけど)。ミニゲームはゲームとして遊ぶにははっきりいってつまらないが,プレゼントをもらうためだけにあるようなものと割り切ってしまえば腹も立たないだろう。
 対象ユーザーを限定することで,非常にユニークなソフトも作れるのだということを証明した作品。現在Vol.4までが発売され,今後第6弾まで出される予定となっている。今後も,こういったおもしろいソフトをどんどん出していってほしいものだ。

1997/4/5


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