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国会議員政策担当秘書

 9月19日に政策秘書の認定を受けた。

 公設秘書の経験10年以上の経験があるので、10日間の研修を受講し、認定された。政策秘書の名義貸しなどが問題となっているあの政策秘書である。以前は2人だった公設秘書(身分は特別職国家公務員)を、議員の政策立案の補佐をする秘書を1名増員した。実質的な政策決定を国会議員が行うために欠かせない人材を確保するのがこの制度の本旨だが、本筋とは違うところで話題になってしまったのは残念だ。

 政策秘書は、資格試験に合格するか、選考採用審査認定を受けるかすることで採用資格を得ることができる。このうち、選考採用審査認定は、高度の試験合格者、著作等を有する者、公設秘書経験者が受けることができる。このうち、公設秘書経験者経験者は10日間の研修を受け、論文試験をパスしなくてならない。

 私の場合は参議院で研修を受けた。同期生は19人。10日間、午前10時から午後4時まで研修を重ねた。
 研修は、講義と演習(3回のグループ討論)、そして論文作成(5時間)の3つの方法で行われた。講義は、参議院法制局、参議院調査室、国会図書館立法考査局のスタッフが講師をしてくれた。それだけではなく、外部の講師の講義も行われた。政府税調会長の石 弘光一橋大学学長、田勢 康弘日本経済新聞社論説委員、田中愛治早稲田大学政経学部教授(政治学)、黒田玲子東京大学院総合文化研究科教授(化学)、森本敏拓殖大学国際開発学部教授(安全保障)、日野原重明聖路加国際病院理事長、片山義博鳥取県知事と錚々たる講師陣。

 久しぶりで、資料・文献を読み、講義を聞くという10日間を送った。同期の19人は、誰一人として遅刻も欠席もなくめでたく全員認定。○○議員の秘書としての立場を離れて意見交換ができたのでは有益だった。

 20日に小泉自民党総裁の再選が決まり、22日に小泉第二次小泉連立内閣ができ、10月5日には、民主党と自由党が合併して新しい民主党がスタートする。その後は解散・総選挙と今年の秋は政治の季節だ。そして来年の夏は参議院議員選挙。机を並べて勉強した秘書さんたちは忙しく働いているようだ。(2003/09/22)