オームの法則
この法則の名前はほとんどの人が耳にしたことがあると思います。といってもけっしてあの宗教団体ではありません。あちらは“*ウ*”、こちらは“*ー*”なので、間違えないでくださいね(誰も間違えないか)。あちらも最近はアレフとかいうそうで、こんどは学校だか予備校だかが焦ったとか。
そういえばとあるハンバーグレストランにいったところ、やたら“アレフ牧場”という文字が並んでて驚いたことがあります。これも偶然の一致でしょう。
閑話休題、“オームの法則”はここでいまさら説明するまでもなく極めて基本的な法則です。言葉で表せば
物体を流れる電流はその物体に加わる電圧に比例し、その物体の抵抗に反比例する。
です。この場合の物体とは、電線1本、電気部品1つから機械全体、工場全体まですべて網羅します。パソコンやってる人ならオブジェクトに似た概念とでもいえばいいのでしょうか。数式にアレルギーのない人には
I=E/R……………(1)
I:電流[A]
E:電圧[V]
R:抵抗[Ω]
と説明しましょう。同じものでも、電圧を2倍にすると2倍の電流が流れる、というあたりまえといってしまえばごくあたりまえな話です。数式のついでに上の式を変形したものも知っておきましょう。
R=E/I……………(2)
E=I×R……………(3)
以上3つの式はこれからもたびたび参照することになります(きっと)。