「21世紀政治研究会 衆院選挙結果を予測」

(読売新聞記事)


読売新聞朝刊: 2000年(平成12年)6月10日(土曜日)

21世紀政治研究会 衆院選挙結果を予測

 13日公示の衆院選について、政治学者などで組織する「21世紀政治研究会」(代表・白鳥令東海大教授)が、過去の選挙結果に基づく予測シミュレーションを行った。それによると、投票率は前回(96年)衆院選と比べ上昇し、自民党は前回獲得議席を下回るが、自民、公明、保守の与党は勝敗ラインとしている安定多数(254)の確保が可能という。
 調査は、衆院解散後の6月6日に実施、1986年の衆院選から前回までの4回分を投票率と小選挙区別の得票数の推移を描き、延長線上に今回の結果を予測した。比例選は、98年参院選のデータを使用した。
 その結果、投票率は前回を上回る60%台半ばとなった。自民党は前回(239)を下回り、民主党は100議席をかなり上回る。公明党は解散時議席数よりやや減り、共産党は微増する、と予測している。
 白鳥代表は「投票者の3%が民主党から自民党に移ると自民党は23議席増え民主党は22議席減る。逆だと民主党が15議席増え自民党は16議席減る。世論の動向が勝敗を決しそうだ」としている。