思い出の馬など
(かっこ内は「20世紀の名馬大投票」順位)
G1馬
天皇賞(春)を快勝してから応援し始めました。ほかに宝塚記念、有馬記念を勝ち、年度代表馬になったのに、結局1番人気に
なることはありませんでした。余談ですが、阪神大賞典のときの斤量が62kg。今はG1馬でも59kgで出走できることを思うと、ちょっと
厳しい条件でした。
(追記・・・産駒のシグナスヒーロー (693位) は9歳ながら頑張っています。なんとか重賞を勝って欲しい・・・。またその全弟アポンマイワードは障害でそこそこ走りました。)
(追記2・・・その後シグナスヒーローは地方(北海道)へ行きました。)
通算成績 中央 3− 2− 0− 6 天皇賞(春)、宝塚記念、有馬記念 地方 9− 1− 2− 2 東京大賞典、東京湾カップ
浦和から中央入り。900万下からでしたが、とにかく堅実に走り、マイルチャンピオンシップと安田記念を制覇。
マイルCSでは、2着がメイショウテゾロで大波乱になりました。本当に1600mちょうどが得意な馬でした。
(追記・・・種牡馬としてウツミジョーダン(報知オールスターC等、地方競馬重賞7勝)を出しました。)
通算成績 中央 7− 1− 2− 3 マイルCS、安田記念 地方 8− 1− 0− 0
エリザベス女王杯で、20頭立ての20番人気で勝ってしまった迷(?)馬。その後は苦戦が続きましたが、京都2400mでは
京都記念2着、京都大賞典3着と好走。京都記念では「あの」サンドピアリスと実況されていました。
(追記・・・産駒のタマモストロング (589位) がマーチS、かしわ記念等を勝ちました。)
通算成績 中央 3− 1− 1− 13
歴戦の馬
ご存知、15歳の現役馬。一昨年の銀嶺Sでも数頭負かし、改めてすごい馬だと思いました。4歳の時を少し知っていますが、それから10年以上たちます。
この馬が若いころはまだダートの重賞がフェブラリーH、根岸S、ウインターSしかありませんでした。今は交流重賞もたくさんあり、ダート馬も恵まれています。
(追記・・・99戦で引退、種牡馬となり、2000年度は2頭に種付け。)
通算成績 中央 11− 13− 10− 60 地方 0− 1− 0− 4 帝王賞2着
3歳から7歳までたくさん走り、賞金女王にもなりました。この馬のすごいところはG1の出走レース数で、牝馬三冠に出走のほか、古馬G1も天皇賞(春・秋)、
マイルCS、ジャパンC、有馬記念、安田記念、宝塚記念とスプリンターS以外には出走しました。さらに、オグリキャップの時に問題になったマイルCSからジャパンC
の連闘も経験。
しかもオグリキャップは 休養 〜 オールカマー 〜 毎日王冠 〜 天皇賞(秋) 〜 マイルCS 〜 ジャパンC 〜 有馬記念 でしたが、
イクノディクタスは
夏の間もずっと走っていてのものでした。
通算成績 中央 9− 8− 5− 29 京阪杯、金鯱賞、小倉記念、オールカマー、安田記念2着、宝塚記念2着
10歳まで走り、100戦を達成。まさに百戦錬磨といったところでした。
(追記・・・現役引退後、馬術馬として活躍しているようです。)
通算成績 中央 5− 8− 3− 87
とにかく追い込み一手の牝馬。8歳までほとんど休養なしで走りました。本来はダートの長距離がベスト条件でしたが、芝ダート、重馬場もこなしました。
東京スポーツ杯ではレガシーワールドの3着に来たこともありました。
結局準オープン止まりでしたが、初年度産駒のサードサンスリルが菊花賞に出走、こちらも長距離の追い込み馬で、母との違いはダートが下手なことくらいでしょうか。
(追記・・・そのサードサンスリルは現在地方にいるようです。脚の状態も心配ですし、ダートではしんどいかもしれません。)
(追記2・・・サードサンスリル 2000年9月10日の札幌日経オープンで5着と健闘。やはり芝のほうが良さそうです。)
通算成績 中央 5− 6− 10− 39
3歳から使われまくり、平地2勝後頭打ちとなり障害へ転向。その後障害でも苦しくなるとまた平地に出たりと、決して強い馬ではありませんが
印象に残っています。タフで落馬がなかったのが取り柄で、中山大障害を3着(ただし完走4頭)したときには感動しました。
(追記・・・現役引退後、立教大学で馬術馬として活躍しているようです。)
通算成績 中央平地 2− 0− 2− 24 中央障害 2− 1− 5− 28
牝馬にして、100戦を達成。休みらしい休みを取らず、ダート中心に活躍。人気薄の時に3着に来ていたイメージがあります。
通算成績 中央 5− 1− 13− 84
地方出身の馬
平成元年の毎日王冠でオグリキャップ、イナリワン、メジロアルダンの3強を相手に最後の叩き合いに加わっての4着。中央入り初戦でいきなり古馬G2に
出走して健闘する馬はそうはいないでしょう。それだけに、なぜその後大敗ばかりだったのかが不思議でなりません。
(追記・・・現役引退後、一応種牡馬になったようです。)
通算成績 中央 0− 0− 1− 8 地方 4− 4− 2− 8 東京ダービー
最後の直線でしっぽを振ることでおなじみの馬。ムラ馬、一発屋のイメージが定着していたようですが、中央入り当初は毎回しっかり入着しており、 実は意外と堅実な馬でした。また、8歳のときでもスピード勝負が歓迎というのも珍しいタイプでした。
アラブの馬
私にとって最初の「サラブレッド挑戦馬」。サラとの対戦は3着が最高でした。関東で見られたのは東京の多摩川Sのときだけでしたが、 直線半ばまで粘っていました。矢野アナウンサー(土曜競馬中継の実況)の「アキヒロホマレは大善戦であります」の実況が印象に残っています。
3歳からサラに挑戦。府中3歳Sでは5着に健闘。勝ったのがホッカイルソー、2着がマイネルブリッジで、トウカイパレスに先着とメンバーが揃っていました。
またG1のスプリンターズSに出走、この出走を疑問視する人も結構いたようですが、サラ相手に2頭交わし、驚かせました。地方転出後はダートということもあって
活躍できなかったのが残念です。
通算成績 中央 7− 0− 0− 7 シュンエイ記念、アラブ大賞典 地方 3− 6− 1− 13 アラブ銀杯、花吹雪争覇 (3勝はすべて笠松)
(中央での着外はダートのセイユウ記念とサラ相手のもの)
私は今回の結果(エルコンドルパサー)には納得しておりません。まず今年度は日本で全く走っておりません。日本で走っていないからだめというのではないのですが、日本でのレースをないがしろにした感は強く、それでJRAの年度代表馬というのは違和感があります。凱旋門賞を勝ったのならまだわかりますが(世界での代表馬になるから)、2着でした。スペシャルウィークは、G1を3勝、2着2回、他にG2を2勝しました。これだけの実績をあげ、日本国内の競馬をこれだけ盛り上げたのに年度代表馬になれないというのはどういうことなのでしょう? ジャパンカップは国際G1ですから、日本国内でしか走っていなくてもエルコンドルパサーと同じ程度には扱うことが出来るはずです(モンジューにも勝ちました)。2頭受賞が妥当な線だったのではないのでしょうか。また、記者投票ではスペシャルウィークがトップだったのに、選考委員とかいう胡散臭い(?)人たちによって 結果が覆されたというのもかなり疑問に思います。これはほとんどJRAが勝手に決めただけのような気がしてなりません。強い馬は日本では走るなということなのでしょうか…。記者投票に限らず、テレビ東京のアンケートでも年度代表馬はスペシャルウィークという意見が一番多かったわけで、今回の結果に疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。今からでもスペシャルウィークも年度代表馬にするべきではないでしょうか。お情けの特別賞ではかわいそうすぎる気がします。
エルコンドルパサーがえらいのは否定しませんし、強いのも否定しません。凱旋門賞も生中継で見ていて興奮しましたし、すごいと思いました。スペシャルウィークの評価が低すぎることに抵抗があっただけです。また、グラスワンダーも強い馬だと思います。
私は今回の結果(ファレノプシス)には納得しておりません。JRA賞が発表されましたが、ファストフレンドに賞が何もないというのは どういうことなのでしょうか? G1−2勝、G2−3勝、JRAのレースでも東海Sがレコード勝ちですから、十分評価できると思います。 さすがに最優秀ダート馬はウイングアローで良いと思いますが、 最優秀5歳以上牝馬か、最優秀父内国産馬くらいなら あげてもいいほどの活躍をしたと思います。 特に最優秀5歳以上牝馬に関しては、今年はエリザベス女王杯を勝っただけであとは大敗のファレノプシスより、 1年間活躍したファストフレンドのほうがふさわしいはずです。 聞くところによると、東京大賞典が終わる前に投票してしまった人が 結構いると聞きます。 それでは正当な評価をしたとは言い難く、投票のやり直しをするべきだと思うほどの 失態だと思います。 せめて特別賞を…と思いましたが、対象馬がメイショウドトウだけだったと いうのもおかしな話です。 これでは、記者投票も選考委員会も、まったく意味がありません。
私は今回の結果(マンハッタンカフェ&ダイヤモンドビコー)には納得しておりません。
まず、マンハッタンカフェですが、今年度の成績は3戦1勝、勝ったのは天皇賞(春)だけです。
これだけで最優秀4歳以上牡馬に選んでよいものでしょうか?
もちろん、8大競走勝ち馬ということは評価しますが、年間を通じて活躍したとは言い難いです。
勝った天皇賞にしても、ジャングルポケットには多少不利がありましたし、
ナリタトップロードは渡辺騎手の騎乗に問題があり、
蛯名騎手が上手く乗った感が強く、内容的にそれほど評価できるものではありません。
残り2戦のうち、凱旋門賞の惨敗は度外視するとしても、日経賞はアクティブバイオ他に先着され、
僅か2頭にしか先着できなかったという酷い内容でした。
これでは、最優秀4歳以上牡馬に相応しいとは言えません。アドマイヤコジーンかナリタトップロード、あるいは該当馬なしで良かったのではないでしょうか。
次にダイヤモンドビコーですが、重賞3勝&G12着でそれなりに評価はできますが、
すべて牝馬限定戦のものであり、牡馬相手には苦戦しています。
対してビリーヴは最優秀短距離馬に選ばれたアドマイヤコジーンやショウナンカンプを破ってのスプリンターズS勝ち、
セントウルSも牡馬相手にレコード勝ちと、ダイヤモンドビコーより劣っているとは到底思えません。
にもかかわらずダイヤモンドビコーが選出されたということは、牝馬は牝馬同士で走っていろということなのでしょうか?
これでは、ますます牝馬の牡馬への挑戦が減ってしまいます。これは、競馬界にとって良くないことだと思います。
ダイヤモンドビコーが選出される位なら、同じような成績で牡馬相手の実績もあり、ダイヤモンドビコーより安定感のあった
プリエミネンスが選出されるほうがまだ理解できます。
噂では、ビリーヴが牝馬だということを知らなかった記者がいるとか…それでは、公平な投票をしたとは言い難いです。
いったい、選ばれる基準は何なのでしょうか。勝ったレースの格を重視するならダイヤモンドビコーよりビリーヴですし、
年間を通じての活躍を重視するならマンハッタンカフェよりアドマイヤコジーンか、G1勝ちはないがナリタトップロードでしょう。
このあたり、JRAはどう考えているのでしょうか。
また、特別賞の選考対象がナリタトップロードだけだったというのもおかしな話です。得票数を考えても
ビリーヴも選考対象になっても良かった気がします。
これでは、記者投票も選考委員会も、まったく意味がありません。
もはや、ファンからの投票も行うしかないのではないでしょうか。下手をすると、競馬記者より競馬を見て、知っています。
中津競馬廃止問題について(大分県中津市)
2001年7月5日のフジテレビ系「スーパーニュース」でこの問題が取り上げられていました。赤字だから廃止というのはまだ分からなくもないですが、突然廃止を市長が勝手に決め、 競馬関係者とはいっさい交渉しない、補償もしないというのは市長としてあまりにも無責任すぎます。(しかもこの市長は公約として競馬存続を掲げていた)
そして競馬ファンの私が一番腹が立った中津市長の言葉
(多くの馬が廃馬に追い込まれていますが・・・との質問に)
「馬は経済動物だから、競馬っていうのは脚を折ったら馬はたいてい殺される」
(まだ脚を折っていませんが・・・との追求に)
「馬っていうのはそういうもん(殺される動物)だから」
「それが彼ら(競馬関係者)の作戦なんだよ」
まだまだ十分走れる馬たちが次々と殺されていくのを何とも思わないこの市長は絶対に許せないです。
少しですが載せてみました。
とりあえずリンクだけです。(埼玉県)
よしだみほさんの「馬なり1ハロン劇場」という漫画をご存じでしょうか。競馬ファンなら知っていると思いますが、実際の競走馬を元に展開する話は とても楽しく、また時には泣かせる漫画です。読んだことの無い方にはぜひお勧めします。
《双葉社 Webマガジン 馬なり1ハロン劇場 よしだみほ》・・・無料で読む事が出来ます。