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どの楽器が最初に出現したか?
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ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、バスの出現した年代順がどうなっているかについては様々な意見がある。これらの主張を研究する事も、バスが現在の形に到達した時代を探ることに何らかのプラスをもたらすであろう。
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Charles Readeの説
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「ヴィオラがヴァイオリンよりも数年前に出来たという説には若干の疑問がある。しかし、私にとってもっとも難解な問題は violon (バス)の出来た年代についてである。独断を許して頂けるなら、4種の弦楽器の中で最も早く出現したのはバスであると思う。バスは現代の弦楽器群に属するものではなく、もっと古い種族 viole d’amore, da gamba 等に属する物であろう。その理由として、第一にバスは四弦ではなかった、第二にフラットバックであり、 gamba の様になで肩である、第三に角に挟まれた中胴の部分が古楽器のように滑稽名ほど短い、等が挙げられる。これとは逆に、バスの f 孔は古い種族の楽器から受け継いだ物でなく、今日の四弦の楽器群から取り入れた物と思える。 また、一方では、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロはメロディーとハーモニーの楽器であるのに対し、バスはハーモニーとリズムの楽器である。従って旋律線を描く弦楽器群の発明の後、その副次的産物としてバスは生まれた、とも考えられるのである。」
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George Hartの説
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「低音弦楽器の祖先はイタリアのバスを見ることによって理解がすすむ。それらのバスはアキラかに後で改造された物が殆どであるが、そのけいじょうには400年前の名残が認められよう。その上胴は元はヴァイオリンの様な丸い肩であり、後になって高いポジションを楽に弾けるよう、今日のように切り落とされたのである。よってバスは Braccio族から出た楽器であろう。」
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