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SHINIC さん、こんにちは。
うー、呼び出されてしまいました。（＾＾；;

>この反則を、ディフェンス側から防いであげるには、ＴとＴの間から誰でもいいから
>最低１人パスラッシュをかけるのが一番簡単でしょう。ポジションは問いません。
>DL/LB/DBのいずれでも可です。

確認いたしました。
この方法では駄目です。（＾＾； もちろん、11 人でパスカバーする場合よりも
反則の発生は少なくなりますが、効果は「1DL に Run Conservative」させた時
以下だと思われます。

この反則は（もちろん＾＾）相手と接触していない Block -Pass 中の OL の動き
によって起こります。どのような法則で動いているのか、きちんとは知りませんが、
今回のお話に関係があるのは次の２つです。（小刻みにランダムに動く、というのも
入れたら３つになります＾＾；）

Ａ．一定範囲（たぶん５ヤードぐらい）内の守備選手に反応する。
　　相手がフリーだとブロックに向かう。誰かがブロックしていると体をそちらに
　　向けてその場で待つ。相手が全く無力なら（複数の選手でブロックしていたり
　　相手が倒れている時等）存在を無視する。

Ｂ．QB との距離を保とうとする。
　　QB が止まっている時は円弧を描くように動き、Move する時は後を追う。
　　但し QB が下がる（LOS から後方に離れる）場合は LOS と平行に移動する。

この反則が「QB をロールアウト＆ OL をLOS の近くで Block -Pass 」させた場合に
起こりやすいのは、十分に時間があると「LOS 近くに集まった OL が円弧を描いたり
ランダムに動いて LOS を越えてしまい、Zone や Read のディフェンダーを発見して
ブロックに行ってしまう」可能性が高くなるからです。

１人の守備選手をラッシュさせるということは（５人の OL 全てと接触させることは
できませんから）上記Ａの効果に期待するわけですが、彼が３人の OL に完封された
場合は２人の、相手と１対１で組み合って倒れた場合は４人の OL がフリーになって
しまい、必要な効果をあげることはできません。
1DL の Run Conservative の方が Block -Pass  にコントロールされてしまう可能性
が小さい分、よく OL の注意を引きつけることができるのですが、Moyadon さんの
実験結果からするとこれでも十分ではありません。（例にあがっている Tenn の
ディフェンスプレイはいずれもこのタイプです）
２人（もしかしたら３人）以上の守備選手を使えば大丈夫です。

ところで、SHINIC さんも書いて下さってましたけど、この反則はある種のオフェンス
プレイとある種のディフェンスプレイの組み合わせで発生するものです。
で、反則が発生した場合の不利益は、一方的にオフェンスのみがこうむります。
なら、なぜ損する側のオフェンスがそんなプレイを使うのだろう（＾＾；というのが
私の考えと申しますか、素朴な疑問です。
OL を十分下げて、QB の最終的な位置の近くまで Move させれば（ただ下げただけで
QB との距離が大きいと円弧の半径が大きくなってしまいます）ロールアウトのパス
でも問題はありません。