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法情報学講座(1998/5/19)概要
コメント


ネットワーク社会と法の課題
(1)新しい活動の領域<サイバースペース>の出現
サイバースペースとはどういう空間か
時間と空間を超えた新たな人間の活動領域
・対面コミュニケーションから非対面のコミュニケーションへ
・1対1のコミュニケーションから1対nのコミュニケーションへ
(2)インターネットによってもたらされたサイバースペース
サイバースペースは何によってもたらされたか
インターネットによって
パーソナルコンピュータとあらゆる種類のコンピュータを接続することにより個人がグローバルにコミュニケーションできる可能性が生まれてきた。


インターネットとは
グローバルなネットワーク
 An Atlas of Cyberspace
オープンなネットワーク
分散型のネットワーク
商用利用が可能なネットワーク
接続コンピュータ数
(世界で約1,950万台、日本で約95万台(97/7))
<最新データ>
Network Wizards  Mathew Gray  NUA Internet Surveys 
利用人口
(世界で1億〜2億人、日本で500万人〜1000万人)
(3)サイバースペース特有の課題
・ボーダレス化による課題

 国家を中心とした法体系では対応不能
 条約など国家間の取り決めによっても対応は難しい
 サイバースペース内の自律にまかせるほかないのではないか


・電子ネットワーク化による課題

 非対面取引、電子決済の普及等にともなうもの
 (例)ネットワーク上の本人特定の方法、電子化された書類の認証
 現行法で対応可能の領域もある
 新たな立法と既存の法律の適用
(4)リアルワールドとサイバースペースとによる二重構造の社会とその課題


ネットワークによって作り出される社会と既存の社会とを相対的に区別し、
サイバースペースの法秩序を創り出していくべき。

規制緩和など現法体制の根本的な捉え直しの一助にも。

<参考書>
書名編・著者発行元
情報通信ハンドブック1998年版(株)情報通信総合研究所
同左
ネットワーク社会の文化と法夏井高人日本評論社
国際インターネット法平野晋・牧野和夫プロスパー企画
インターネットのすべて前野和久・オンラインジャーナルPHP研究所
インターネットで何が変わるか前野和久・オンラインジャーナルPHP研究所


<参考サイト>
名称URL
夏井高人教授の法情報学http://www.isc.meiji.ac.jp/~sumwel_h/
平野晋氏のサイバスペース法学http://133.91.192.47/~cyberian/cyberlaw.html
原の個人サイトhttp://www2n.meshnet.or.jp/~IDES/index.html

法情報学の講義を受講の学生の皆さん必読の情報をピックアップしていきます。
(毎週月曜日に更新)
 
更新タイトル種別
6/8 子供からの情報提供に親の承諾を、米連邦取引委員会(FTC)が提案 記事
6/8 日本のインターネット利用者 1,000万人を突破(「インターネット白書'98」)記事
6/1 インターネット上のポルノ放置でドイツのプロバイダーに有罪判決 記事
6/1 郵政、個人情報保護ガイドライン改正。犯罪捜査にも対処 記事
6/1「1998年度通信白書」オリジナル

講義(1998年5月19日)の模様

 大学の先輩で、在学中から法学についてさまざまなことを教えていただいている加藤直隆先生の法情報学の講座でお話をさせていただく機会を与えていただきました。LANに接続されたパソコンが揃っていて、整った環境で学ぶ学生さんたちがうらやましくなりました。この環境を使っていろいろなことができそうです。再び皆さんにお目にかかるのを楽しみにしています。(原)

講義開始前の学生の皆さん

準備中の加藤直隆講師

ネットワークでの体験を語る原
原 秀介(e-mail:hidesuke@msg.biglobe.ne.jp)