『社長失格』（板倉雄一郎／日経ＢＰ）を読んだ。インターネッ トと広告を結び付けたハイパーシステムを開発。アスキーと提携 し無料のインターネット接続サービスASCII Interenet Freewayで注 目を浴びたハイパーネットの板倉元社長が、自ら綴った会社を興して から倒産するまでの記録だ。ハイパーネットの失敗は記憶に新し い。ニュービジネス協議会のニュービジネス大賞を受賞してからわ ずか２年余りたった昨年１２月３７億円の負債を残して破産した。 ベンチャー企業の行く手にはいくつもの落とし穴がある。いくら用 心してもしすぎるということはない。自分のことのようにして一気 に読んでしまった。（秀）

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