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Weekly IDES (1998/01/26)
ネットワーク細見 (98/01/19)
ブラウザ無料配布の波紋
インターネットの一般への普及に大いに貢献したネットスケープ
社の買収の噂が後を絶ちません。サン・マイクロシステムズやオラ
クルなどの名前が浮かんでは消えます。そのたびにネットトスケー
プ社の株価は上下します。ネットスケープ・ナビゲータのシェアは、
50%割ったという調査結果もあり、97年10月〜12月には、
95年8月の株式公開以来、初めて営業収益ベースで赤字を計上し
たほど経営状態は悪化しています。
この状態を打破するために同社は、ネットスケープ・コミュニケ
ータを無料にするだけでなく、ソースコードを公開することにしま
した。この対策が効を奏するかどうかについては、もうしばらく注
目しなければなりませんが、ブラウザの無料提供が定着することは
間違いないでしょう。そして、ブラウザばかりでなくエンドユーザ
ーが使うインターネット関連のソフトウェアの無料化が進むでしょ
う。しかし、これらのソフトの開発には膨大な費用がかかります。
この費用は別の製品やサービスに転嫁され、エンドユーザーが負担
することになるでしょう。目先のソフトウェアの「無料」がエンド
ユーザーにとって好ましいことなのかどうか、このへんで考えてみ
るべきではないでしょか。ブラウザの無料配布の影響は、インター
ネットを利用する人すべてに及ぶのではないでしょうか。(秀)
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