最終更新:2008.07.03
レイアウトマネージャは、フレームやダイアログなどに部品を配置する方法を提供します。配置方法の違いにより、以下のような種類のレイアウトが利用できます。
GridBagLayoutでは、GUI部品を格子状に配置していきます。各部品は格子のマス目に1つずつ入れていくことも、複数のマス目にまたがって入れることも可能です。ただし、1つのマス目に複数の部品を配置することはできません。
格子のマス目は左上を基点(0,0)とし、以下(x,y)の表記で表します(xは横軸、yは縦軸)。具体的には、以下のようになります。
(0, 0) (1, 0) (2, 0) (3, 0) ・・・ (0, 1) (1, 1) (2, 1) (3, 1) ・・・ (0, 2) (1, 2) (2, 2) (3, 2) ・・・ (0, 3) (1, 3) (2, 3) (3, 3) ・・・ : : : : :
GridBagLayoutを使用するには、以下のように記述します。
GridBagLayout 名称;
名称 = new GridBagLayout();
部品を追加する対象.setLayout(名称);
各部品の配置方法を具体的に決定するのは、GridBagConstraintsです。
GridBagConstraints 名称;
名称 = new GridBagConstraints();
まず、どのマス目に部品を配置するのかを決定します。これは、gridx、gridyによって指定できます。
GridBagConstraintsの名称.gridx = x;
GridBagConstraintsの名称.gridy = y;
複数のマス目にまたがって部品を配置する場合は、gridwidth、gridheightで指定します。
例:横3マスにまたがる場合
GridBagConstraintsの名称.gridwidth = 3;
GridBagConstraintsの設定が終わったら、GUI部品を実際に貼り付けます。
部品を追加する対象.add(部品名, GridBagConstraintsの名称);